145.青龍
俺は神を蘇生することにした。
俺には【地方創生】という、ゼロから物を作る特別な力が備わっている。
創生の力。
ゼロからあらゆるものを作れるのだとしたら、神を入れる器だって、作れるはずだ。
「ふぅ……はぁああ!」
俺はありったけの魔力を込めて、創生の魔法を発動させる。
神を入れる器をイメージする。
水の……神。
神を入れておく肉体。
生半可な強度ではだめだろう。
何せ神だからな。
じゃあどんな器がいいのか……?
ううん。神……神……水の神……青……青い、龍……。
そう、青龍!
青龍だ!
かっ……!
俺の体からすさまじい量の魔力が持ってかれるのがわかった。
でも、いける!
俺の手から出た魔力を元に、神が創造される……!
ぽんっ!
「でたぁ……! って、え? こ、これは……?」
目の前には小さな、なんというか、蛇……?
いや、もちもちと太った蛇が宙に浮いてる。
『問おう』
もちもち太った小さな蛇が、凄いハスキーボイスで俺に尋ねてくる。
『貴殿が、我が主であるか?』
えーと、えーーーと。
「はい。まあ」
『やはり、そうであったか』
デブ蛇がぺこり、と頭を下げる。
『我は水神の転生体だ。転生前の我が、貴殿に大変申し訳ないことをした。陳謝する』
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