139.寒いギャグ
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
聖域へとやってきた俺たち。
「聖域の……水の色が変です。こんなドロドロではありませんでした」
発情状態から戻ってきたバーミーズが、聖域の水を見てそう評した。
やはり、この水は普通じゃないんだ。
「どうする、ベルさん」
「ふーむ……。ミネルヴァよ。この泥と、水神の暴走、二つは関連性があるかわかるか?」
全知全能は目を閉じてそしてうなずいた。
「是:この泥は、高濃度の瘴気です」
「瘴気……」
確か人体にめちゃくちゃ有害なガスだったか。
ん?
「瘴気ってガスであって、泥じゃないだろ」
「是:超濃縮された瘴気は泥状になるのです」
なるほどね……。
「つまり、瘴気のせいで、正気を失ったってことか……」
「「「…………」」」
あれ、弟子たちが唖然とした表情になる。
あ、あれ……?
「え、どうしたの……」
「い、いや……ベルさんが寒すぎるギャグを……」
え?
あー!
「いやいや、いやいやいや! ち、違うって! これ親父ギャグじゃないから! まじでぽろっとつい出ちゃっただけだから!」
みんなが半笑いを浮かべて、さっ……と俺から目をそらす。
「べ、ベルさん……その、お、面白かったよ……うん」
「し、師匠のギャグ! 面白かったでござる!」
「パパ、面白い」
みんなの気遣いが痛い……!
と、そのときだった。
ぴき……。
「ん? な、なんか瘴気沼が……固まってないか?」
「「「え?」」」
カキィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!
やっぱり!
瘴気沼が、一気に凍り付いた……!
え、なにこれ!?
「まさか……ベルさんのギャグが寒すぎて、瘴気が……氷ついた?」
いやいやいや!
なんだそりゃああ……!
【★大切なお知らせ】
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