135.腐っても神
軽い炎を使うはずが、この分厚い雨雲を一瞬で晴らしてしまったらしい。
って、あれ?!
「これもしかして、事件解決では?」
大雨をなんとかすればいいんだろ?
俺の魔法で解決してない?
「告:パパ。今ので水神に脅威認定されました!」
「おお、ミネルヴァ! えらいぞ、よく教えてくれた」
一昔前の娘とは大違いだ。
で、敵に脅威と思われたと。
「まぁ、ベルさんがあんだけのことしでかしたらね」
マテオも俺もまぁ仕方ないねみたいな空気になる。
そのとき、頭上から高魔力反応があった。
「なんかくるな。みんな、俺のそばに!」
俺はすぐさま結界を張って敵の攻撃に備える。
瞬間、頭上から大量の水が降り注いできた。
「告:超高圧の水ブレスです! パパ、今のバリアだと突破されます!」
「オッケー! ミネルヴァ、敵の来る位置をマーキングできるか!」
「はい!」
俺の視界に赤い光の点が出現する。
俺はそこに結界を何枚も、集中させる。
ブレスが降り注ぐ。
結界を容易く砕いていく。が、何枚かを通過したところでブレスが消えた。
「よし、よくやったぞミネルヴァ!」
「えへへっ」
しかし結構硬い結界を張ったつもりだったが、普通に砕いてきやがったな。
敵は腐っても神ってことか。
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