133.龍脈召喚
獣人国ネログーマへとやってきている俺たち。
俺が何かするだけで、獣人たちは発情してしまう。
そのせいで、俺がちょっと結界を張ったくらいで、雌たちがヤバい発情。
襲われそうになったところを、ミネルヴァに助けてもらったのだった。
「ふぅ……」
俺たちはさっきの街からほど近い森の中にて、雨宿りしてる。
「これからどうするかね? 水神については、ミネルヴァでも場所がわからないんだろ?」
「解:しょぼん……」
落ち込むミネルヴァの頭をよしよしなでる。
別にせめたいわけじゃないのだ。
マテオが少し考えて言う。
「バーミーズの協力はいるね。やっぱりこの国のことは、この国の人に聞くのが良い」
「しかしバーミーズ殿はさっきの街へ置いてきてしまいましたぞ?」
もう一度街へ行ったら多分すごい騒ぎになるだろうし……。
「彼女をここに呼び出すしかないか」
「あたしらが言ってよんでこようか?」
「いや、大丈夫」
俺は一つの思いつきを持っていた。
そして、それを実現できるという確信めいたものも。
「龍脈召喚」
「りゅうみゃくしょうかん……?」
首をかしげるマテオをよそに、俺は右手を前に出す。
すると、目の前に魔法陣が展開。
そこから出てきたのは、獣人の姫、バーミーズ。
「!? どうなってんだい?」
「解:パパは龍脈を使い、相手をこの場に呼び出したのです」
「龍脈って乗って移動できるだけじゃないんだね……」
「否:通常は不可能です。精密な魔力コントロールが可能である、パパだからできるのです。やはりパパはすごいです!」
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