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120.嫁の無形剣


 嫁がやべえ武器、亜神器レガリアってやつをゲットしていた。

 どうやら俺が与えていたらしい(無意識で)。


「俺、ほんと意識的にしろ、無意識的にしろ、どんなことでも大きな影響を与えてしまうんだな……」


「「「え?」」」

「え?」


 嫁らが全員……驚いていた。

 あ、あれ……?


 なにその、今更みたいな顔?


「い、今……?」「今更……」

「いや高度なギャグかも知れないぞ」

「きっとアベル様には深い考えがおありなのですわ」


 やめて! はずいから!

 ただ俺が無知なだけだからぁ……!


「はーぁ……で、君らその亜神器レガリアで、敵を倒してたんだね。そんなに威力ヤバいの?」


 ふふふ、と得意顔の嫁達。


「では、実際にどの程度かお見せするぞっ!」


 と剣士であり弟子であり、嫁であるヒトミ(肩書き多いな……)。

 ヒトミがふわり、と空を飛び、櫛形山くしがたやまへと飛んでいく。


 山の麓はマテオの匂い袋のおかげで、敵がよってこない。

 が、山奥のほうには、まだまだ、モンスターがいるようである。


 ヒトミが上空で立ち止まる。

 俺たちも後ろから空を飛んで追いかけた。


「すぅ……はぁ……亜神器レガリア! 発現!」


 瞬間、ヒトミの手に、刀身のない刀が出現する。


「刃がない……?」

「見ててくだされ! ぜやぁあああああああああああ!」


 ヒトミが刀を凄い早さで振る。

 ひゅんっ!


 ずばあぁん!

 一瞬にして、眼下にいた魔物達のクビがずばっと斬られる。


「どうでござるっ?」

「すごいですヒトミさん!」「早すぎて剣が見えませんでしたわ!」


 ん?

 見えない……?


「何言ってんだ? ヒトミの刀身から、魔力のブレードがのびてたじゃないか。それを鞭のように振り回し、敵の首をきりとばして……あ」


 あ、やば……この感じ。

 また……俺やっちゃった!?


「やはり大魔導士殿には、見えておられたか! さすがだぞっ!」

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