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117.ニコポってレベルじゃねえ!


 ミネルヴァから忠告を受けた朝。

 俺はマテオの入れてくれた茶を飲んでいた。


「あ゛ー……落ち着く。やっぱマテオの淹れた茶が一番だな」

「ふふ、そうかい。そりゃよかったよ」


 マテオは、いつの間にか超絶美女になっていた。

 いや、まあ前からきれいだなって思っていたが。


 肌なんてつるっつるだし、おっぱいもでっかいし、髪の毛もつやつやだ。


「なんだいベルさん?」

「あ、いや。キレイになったなって思ってさ」


 かぁ~~~~~~っとマテオが顔を赤くする。


「……やめておくれよ。ベルさん」

「え?」


「今朝じゃないか……こんな……キュンキュンさせるようなこと、言わないでおくれよ。押し倒しちゃうじゃないか」

「お、おぉう……? マテオさん!?」


 理知的なマテオが顔を真っ赤にして、ハアハア言ってらっしゃる。

 え、なに? 発情……いやいやいや!


「マスター、警告はしましたが?」

「ミネルヴァ」


 にゅっとミネルヴァがいつの間にか背後に現れる。


「マスターは話すだけで、女を惚れさせると。褒めたらもう女はメロメロのぬれぬれですよ」

「表現がおっさん……」


 し、しかしまさか……ちょっと褒めただけで、マテオまでこんな風にさせてしまうとは……。

 ホントに俺、男としてレベチになってしまったんだな……。


「ま、マテオ。落ち着いて茶でものめ。な?」

「あ、ああ……」


 ごくんっ。


「ふぅう……」

「落ち着いたか?」

「ああ。すまないね、ベルさん」

「気にしてないよ」


 本心からそう思う。

 マテオにはいつも迷惑かけてるしな。


「はう……♡」

「マテオさん!?」


 なんか目が♡になってません!?


「またマスターがカッコいい発言をしたから、マテオがメロメロになっておりますね」

「ちょろすぎない?!」


「というか、それほどまでに、マスターの雄としての魅力が高いということです」

「ただしゃべってるだけなのに……」


 仮面でも着けて話すかな……。


 と、そのときだった。


「ただいま帰りましたっ!」


 ティア達が、ぞろぞろと帰ってきたのである。

 そういや、朝からティア達がいなかったな。


「おう、おかえり」

「…………きゅう♡」

「ティアさん!?」


 なんか倒れてるんですが!?


「だ、大丈夫か……?」

「アベルさんに心配してもらえたっ! はぅううう……♡」


 ティアも俺がちょっと喋っただけでメロメロになってしまうようだ……。

 もはやここまできたら、魔法みたいんだなこりゃ……。


「で、ティア。皆も、どこ行ってきたんだよ?」

「ちょっと、天導の連中を、成敗してきました。全員で!」


 ………………ん?


「え、天導を……成敗?」

「はい! 残りの大聖堂を、すべて、制圧してきました!」


 え、ええええええええええ!?


「え、でも……あれ? 天導って天使とかつかうんだろ? ヤバい相手じゃないか。おまえたちじゃ敵わない……」


 って、まてよ!

 今、ティア達は……天使となってる!


 だから……そうか、天使とも互角に戦えるのかっ!


「アベルさんにお手間をかけさせないため、わたしたち嫁エンジェル隊が、敵を倒してきました!」

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