115.国づくりからの子作り
街もあっという間に作ってしまった。
で、水妖精のレンや、神聖皇国の聖騎士連中に、ここに住んでもらうことになった。
「ありがとうございます、神よ!」
聖騎士のまひろさんが、俺に頭を下げてくる。
こないだまで俺の命を狙ってきた彼女も、今ではすっかりアベル神信者となっていた……。
「敵である我らを生かし、このような素晴らしい街まで与えてくださるなんて!」
一瞬でパッと作った、なんて言えないよなぁ。
素晴らしいとか言われちゃな。
「レンたちと仲良く暮らしてくれ」
まひろたち聖騎士達の処遇について、よく考えなくとも、お仲間同士一緒にまとめちゃえばよくね?
ってことで、俺はこの街の管理を、まひろに任せることにしたのだ。
「なるほど、そういうことですね」
「? どういうことだってば」
「わかりました!」
「なにが!?」
俺がわかってないんすけど!?
「あとのことはこちらにお任せください。神はどうか、お好きに」
「うーん……うーん……変なことしないでよね?」
「もちろん!」
「そっか……」
「この命にかけて!」
「いや、そこまでかけなくていいから……」
極端なんだよなこのこぉ……こわぁ……。
ま、まあ……とりあえず、これで一段落だ。
「帰って一休みしよ……」
俺は転移の魔法……を使わずとも、龍脈を使って、一瞬でマテオの元へと帰ってきた。
「マテオー……かえって……」
「「「おかえりなさい、アベルさん(様)♡」」」
……嫁らが、俺を出迎えてくれた。
それも……かなりエッチな格好をして……。
え、え、うそぉ……
「あ、あの俺ちょっと疲れてて……」
「龍脈に接続して、無限の体力があるんだろう?」
マテオが顔を赤らめて言う。
い、いかん……完全にできあがってる顔だ……!
嫁らは、ちょっと精力が強すぎるんだよ!
「いやあの、体力はたしかにあるけど……あ、あ、やめて! らめええええええええ! あーーーーーーーーーー!」
……なんだか知らないが、今日はやけに、嫁達が積極的だった。
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