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110.お手軽オアシス

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 龍脈移動を覚えた。これでデッドエンド内ならどこでも行けるらしい。


 で、だ。


「ここに新しい街を建てますよっと」


 新しいメンバーたち(水妖精セイレーンや天導の連中)が住める場所を、作る必要があった。


水妖精セイレーン水精霊ウンディーネが住むんだから、水場があったほうがいいよな」


 周りを見渡す。

 草一本も生えていない、荒野が広がっていた。


 とてもじゃないが、水に住む生き物が、生活できる感じじゃあない。


「池でも作るかな」


 俺は地面に手を置く。

 

「【錬成】」


 錬成魔法を発動。

 まずはため池のため、地面に穴を……。

 と、魔法を荒野に向かって放った、そのときだ。


 ごご……。


「ん? なんだ……?」


 ごごご……。


「え? なに?」


 ドゴォオオオオオオオオオオオオオオン!


「どわああああああああああ!」


 突如として、地中から水が噴き出してきたのだ!


 凄まじい勢いで吹き出した水が、そのまま荒野へと流れていく。


 流れたあとには、川ができ、さらには川の周囲に緑が広がっていく。


 荒れた土地は瞬く間に、肥沃な大地へと……いやいやいや!


「待て待て早すぎる……! なにこれどうなってんの!?」


 教えて、全知全能ミネルヴァ先生!


「どうも、都合のいい女、ミネルヴァです」


 隣に、いつの間にか無表情美人が立っている。

 俺の相棒にして、嫁のミネルヴァだ。


「またマスターが何かやっちゃったんですね」

「うん、何かやっちゃいました……なにこれ?」


 じっ、とミネルヴァが見つめて、なるほどとうなずく。


「どうやら神気しんきが、この土地に恵みをもたらしたようですね」

神気しんき……神の魔力だっけか」


「是:マスターは錬成魔法をとおして、この土地に神気しんきを付与した。その魔力は地中深くにある地下水を呼び込み、さらにその水を通して、神気しんきを土地全体に行き渡らせた。結果、土地が再生した……というプロセスです」


 まじかぁ……。


「ただの初級土魔法で、こんな事態になるとは……」

「マスターはもっと、自分が他者へ多大なる影響を及ぼす、神であることを考慮して、魔法を使うべきだと進言いたします」


 はい……そのとおりっすね……。

 魔法一つ使うのにも、びくびくですよ! もぉ!

【★大切なお知らせ】


好評につき、連載版をスタートしました!


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