掃除しなさい。
私は冷房の効いた部屋で本を読んでいる。
外はうだるような暑さだ。
これでは食欲も出るはずがない。
そうは言っても昼時である。
時間通りにご飯を食べないとリズムが狂う。
大人はともかく子供にはよくないだろう。
そう思いながら部屋を出て、
リビングに向かう。
昼間のリビングでは子供達が夏休みを満喫していた。つまり言いかえれば部屋が散らかし放題ということなのだが。
「昼メシにしよう」
私が言うと子供達はそれぞれにスマホやらゲームから目を離す。
「マックがいい。パパ買ってきて」
私は呆れながらも何となくそんな彼らの態度が微笑ましくなった。
「やれやれ。わかったよ。買ってくるからちゃんと食べる準備しておくんだぞ?」
子供達は言った。
「大丈夫。私達はもうお腹ぺこぺこだよ」




