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ここではないどこかの世界で生きていた

作者: O-TI

何度目だろう、、、

目を開けるとそこは何百回と見たことある家の天井、眩しい光が目に差し込んできてその光に目が慣れてきた頃にこの時代の自分は生きているとしっかり自覚する。



ご飯を食べ、服を着替え、いつものように学校に向かう。

そうして繰り返し当たり前だと思っていた日常、当たり前のことでこれからも一生続くんだと心のどこかでそう思っていた。


この頃は、、、


体は同じで周りにいる人も同じ何も変わらない日常の中で自分の魂だけがほかと違う世界。


でもこれから数年も経てば自分の魂に合わせるようにこれまでの日常が非日常になっていく、




何年も前に通っていた学校で今日も朝を迎える。授業中に居眠りをしてしまい、起きた後に周りを見渡すと、黒板を見ている人、ノートを書いてる人、隠れて携帯を触ってる人、友達と小さい声でだべってる人、そんなみんなが皆違うことをして、違うことを考えているようなあの空間が好きだった。 でももうこの場所には自分しかいない。


教室を出て学校を出る。いつもの道帰る家友達と遊んだゲーセンや立ち読みしていたコンビニ何もかもがこの数年の中で犠牲になりなくなってしまった。


いつも思う。


「戻りたい」


強く願う。


「みんなを助けたい」


そして終わりを迎える。



目を開けるとそこは何百回と見たことある家の天井、眩しい光が目に差し込んできてその光に目が慣れてきた頃にこの時代の自分は生きているとしっかり自覚する。


あぁ、何度目だろう




ー完ー

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