人間コレクター
初投稿です。読んで下さるととても喜びます(๑˘ω˘ )
ガラスの向こうにキミの姿。
「ねぇ」
話しかけても反応しない。ああ、やっぱり。いつもどうり。
キミの髪がすきだ。サラサラでいい匂いがする。
キミの手がすきだ。にぎったことはないけれどきっと柔らかい。そう思えるほどに白くて綺麗だ。
キミの目がすきだ。すこし茶色がかっていて景色が反射している。
キミの顔がすきだ。整っているのにすこしあどけなくて幼い。守ってあげたくなるような顔をしている。
僕はキミのことをいつもみている。
キミがいつも僕の前にいるから。キミとはもう何年も一緒に過ごしているね。最初に出会ったのはいつだっけ。僕とキミ以外にこの数年で随分と仲間が増えたね。敵というのかな?違うガラスの向こうにたくさんの人間がみえるよ。
ああ、君と触れ合えるくらい近づきたい。
このガラスがなければ、僕は…
それはそうと僕はキミが好きだった。
でも、今は正直にいうと少し苦手かな。というか嫌いだ。
何故こんなことをいうのかキミは分からないだろうね。
いつもそうだ。
「ねぇ、ここからだしてよ」
僕はキミの監禁癖が嫌いだ。
読んでくださってありがとうございました。