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3枚目
「カオス」
作者 社会に出ることの無い作品を書きながらルンペンとして死ぬ作家
天才と狂人は紙ひとえであるというが、狂人のまま天才になればそれを「狂才」とか言うらしい。
言葉も話せないのでは「普通の社会」では生きて行くのは不可能だが、「才能の社会」の中では大成しやすいのである。
まぁ常識以上の知識は最低限必要ではあるが、イカれていれば一番てっとり早く天才になれると言うものであり、特に人殺しなんかは狂うには一番早い方法だ。
麻薬やシンナーも正しい方法だ、前述の2人のようにマントラを聴くのも良い。
とにかく、作家になりたいなら、世間では精神病としか思われない人間になり、編集者の人以外との一切の関係を断ち切る事と、近いうちに狂い死にするだろうという目算も必要だ。天才の文学は狂気の上以外では成り立ちはしないのだから。
トルストイとか、平和を鼻にかけて笑う長生きのくそ作家は作家じゃない、只の戦争反対論者のポスター制作者でしかない。