2/5
2枚目
前作1枚目で2ヶ月間言葉を話さず部屋であくびをしているやつとTVをなんの感動もなく眺めている狂人二人の事を紹介しました。
これはその続きです。
「カオス」
作者 社会に出ることのない作品を書きながらルンペンとして死ぬ作家
二人は昔から論文を書くことを仕事にしていた。その仕事だけで年収一千万位はある。
この二人は必要最低限しか金を使わなかった。ずっとボーッとしているかあくびをしているか、たまに一日3時間だけの覚醒の時間が来ればペンを持ち原稿用紙にいきなり決定稿として論文を書き始める。
これで一日三十五枚の原稿用紙を一枚の無駄もなく決定稿にしてしまう。単純に天才である。二人共東大を中退している、在学中に女をレイプして殺したのだ。
勉強のしすぎで頭がおかしくなってしまったのである。
二人共7年間ブタ箱の中で文学を独学で学び趣味でマントラを聴き始めた。
そして今にいたるのである。