カイブツの本
最終エピソード掲載日:2026/03/21
ある所に、中身が真っ白な本がありました。
誰にも読まれず、寂しさに震えていた本。
ページを埋める為、本はバッタを食べました。
ネズミを、ネコを、イヌを――そして人を。
食べるたびに、白紙は物語で満たされていきます。
やがて町に噂が広がります。
「カイブツの本がいる」
もし、この本が町を、国を、
世界までも飲み込んでしまったら――?
それを止めたのは、ひとりの魔法使いでした。
これは、
“寂しさから生まれたカイブツ”の、
少し怖くて、やさしい物語。
誰にも読まれず、寂しさに震えていた本。
ページを埋める為、本はバッタを食べました。
ネズミを、ネコを、イヌを――そして人を。
食べるたびに、白紙は物語で満たされていきます。
やがて町に噂が広がります。
「カイブツの本がいる」
もし、この本が町を、国を、
世界までも飲み込んでしまったら――?
それを止めたのは、ひとりの魔法使いでした。
これは、
“寂しさから生まれたカイブツ”の、
少し怖くて、やさしい物語。