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第4話 苦戦する3人 ステータス画面登場!

 ピコン♪

 由紀「ほら見て、なんかステータス画面が出てきたよ。なんか本当のRPGをやってるみたい、しかも女の子の声でしゃべってくれるの、可愛い♪」

 眼を輝かせ喜ぶ由紀さん。本当にRPGが好きなんだなと納得する。


 佐藤「へぇ……なぁ、お前はどんなステータスだよ?」

「僕は……HP100、MP100、LV20、

 全部100だね。スキル:攻略本」


「滅茶苦茶平凡だな。俺はな、

 HP20、MP0、LV1、力200。

 ヘヘッ、勝ったな。レベルが上がったら絶対お前より強くなるぜ!!……で……、賢さ………スキル:ヤンキー」

 佐藤は「賢さ」の項目で黙り込む。


 音声は確かに「賢さフフッ…ぜ…ぜろって、フフッ……」と笑いを堪えて画面がピクピク動いている。

しかも何処かで聞いたことある声のような気がした。


「由紀はどんな感じ?」

「レベル99……」

 由紀のステータス画面が開いた瞬間、画面を両手で握りしめ胸に押し当て必死に隠す。

そして何故か頬を膨らませ不機嫌になった。


 音声は口をガムテープで塞がれたように「ムグー!ムグー!んーー!!」と言っていた。

 どんなシステムなんだよ……



 きゃっ!?

 ペタン……

 由紀はスライムの攻撃をかわせず尻餅をつく。

 えい!

 ペシ!!

 スライムが平気な顔をしている。

 キキキッ!!何かがおかしい。

 僕は由紀を庇いスライムを真っ二つにすると、エアシュートで残りを一掃した。

 戦闘終了後。


「おい、ステータス見せろよ!!」

 佐藤の顔が魔王よりも怖い。

「う……うん……」

 モジモジしてなかなか開かない。

「お願い由紀、大事な事だからお願い!!」

「うん……ちょっとだけ……」

 由紀はやっとステータス画面を開く。僕たちは衝撃で真っ白になった。


 > Name:yuki

 > HP : 10

 > MP: 3

 > LV: 99

 > 力 1

 > 守 1

 > 速 1

 > 賢さ999

 > 可愛さ999

 > スキル 委員長

 > 今日のパンツはちょっぴりピンクでキュートだよ♪

 >

 ビシッ!!……パラパラ……

 ステータス画面にヒビが入り砕け散る。

 ピンクか……僕たちの頬は赤く染まった……



「佐藤君お願い、あたしの言うことを聞いて!!」

 ぶん!!……バキッ!!

「ええい、やかましい!!これで3匹目……次!!」

「ちょっと勝手に……うわっ!?」

 ガシッ。僕の腕に血がにじむ、HPゲージがオレンジに変わる。


 攻略本から回復呪文を発動させる!

「しまった!?」

 僕のMPが尽きて攻略本が使えない。

「オラオラ!5匹目!!チッ!まだ終らねぇのかよ!!」

 戦闘が長引き、由紀を守ることさえ困難になってきた。


 一匹の魔物が由紀に襲い掛かる。僕は地面を蹴り、無防備な状況で入り込む。

「グハッ!!?」

「小川君!?」

 僕は由紀をかばい魔物の直撃を受ける。HPゲージが赤く染まる。


「テメェ!!」

 グシャ!!

 佐藤くんの一撃で魔物は消え去った。


「小川君、ねぇ小川君!!……あたしが弱いばっかりに……ごめんなさい……」

「由紀は悪くねぇ……調子こいて突っ込んだ俺のせいだチクショウ!」


 佐藤は一人で魔物の群れに突っ込んでいく。

「ダメよ!囲まれてる、逃げて佐藤君!どうすれば……」

 由紀はふと僕の横に転がっている攻略本を手に取る。

「もしかしたら」


 由紀は大急ぎでページを捲ると、魔物のステータスをマジックで塗りつぶす!!

 グギャア!!?

 ボン……!!

 ボン……!!

「いけるわ!!」

 由紀は次々に魔物達を消滅させる!!


 残り1匹!!

 ソードリザードのHPを塗り潰そうとした時、

雷鳴が攻略本に直撃する!

「由紀大丈夫か!!?」

「えぇなんとか……」

 痺れる腕を庇いながら、なんとか攻略本を取り書き込もうとする。

「ごめんなさい、書けなくなってる」

 稲妻で紙の質が変わったようだ。


「コイツ1匹なら俺に任せろ!!」

 佐藤は指をボキボキ鳴らし、ゆっくり距離を詰める。

 ソードリザードが剣を振り下ろす。

「おせえよ!」

 バキィ!!

 ソードリザードに佐藤の拳が炸裂し消滅。

 僕達は何とか生き延びたのだ。


第4話読んでいただきありがとうございます(^-^ゞ

未熟者ゆえ文章力は低いですが楽しんでいただけましたら幸いです。コメント、ブックマーク頂けると嬉しいです。

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