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第02話 折谷蘭子・・・夢の途の中

小さいころから言葉を並べて書き遊んでいた。


投稿をきっかけに、作詞をすることになり、続けてきた折谷(せつや)蘭子。

でも、ずっと引っかかっていたことがあった。


 「ほんとは絵が描きたい」

そう、打ち明けると、誰もが「えっ・・・」と驚く。

作詞で名が知れている蘭子にとって"描きたい"は、わがままなのかと自問自答してしまう。


マイドント ユーミードゥ

"あなたのマイドント"を誰かと交換してみませんか?

入力欄に、蘭子は無心で書きこんだ。


まいどん:絵が描けない、描く勇気が持てない

[送信]

♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦


画面が一瞬光る。

 <接続:各藤愛>

交換条件:料理ができる人の思考1時間貸出し


♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦


 「えっ・・・、料理、関係ないじゃん・・・・」

でも、気分転換になるのかもしれない。



描くことと作ることの奥に共通するものがあるのだろうか?

蘭子は呪文を呟いた。


 "my don't you do me"


その瞬間手が勝手に動き出した。


レシピでもない、メモもない、材料を刻み、調味料を振り、炒めるようなタッチで、紙に線を描いていた。

不思議な感じで・・・


 頭じゃなく、感覚で描くことが出来てる。下手でも怖くなかった。何の躊躇もなく、夢中で描いてた。

 

 それは"表現する手"を持った誰かの思考だった。

 確かに蘭子の中に【ユーミードゥ】はあった。


届いたメッセージ

 あなたの変化:「好き」と「できない」は矛盾していない


・・・チェンジエンドレス・・・


蘭子は初めてスケッチブックを手にして、開き、描き始めるきっかけになった。


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