第02話 折谷蘭子・・・夢の途の中
小さいころから言葉を並べて書き遊んでいた。
投稿をきっかけに、作詞をすることになり、続けてきた折谷蘭子。
でも、ずっと引っかかっていたことがあった。
「ほんとは絵が描きたい」
そう、打ち明けると、誰もが「えっ・・・」と驚く。
作詞で名が知れている蘭子にとって"描きたい"は、わがままなのかと自問自答してしまう。
マイドント ユーミードゥ
"あなたのマイドント"を誰かと交換してみませんか?
入力欄に、蘭子は無心で書きこんだ。
まいどん:絵が描けない、描く勇気が持てない
[送信]
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画面が一瞬光る。
<接続:各藤愛>
交換条件:料理ができる人の思考1時間貸出し
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「えっ・・・、料理、関係ないじゃん・・・・」
でも、気分転換になるのかもしれない。
描くことと作ることの奥に共通するものがあるのだろうか?
蘭子は呪文を呟いた。
"my don't you do me"
その瞬間手が勝手に動き出した。
レシピでもない、メモもない、材料を刻み、調味料を振り、炒めるようなタッチで、紙に線を描いていた。
不思議な感じで・・・
頭じゃなく、感覚で描くことが出来てる。下手でも怖くなかった。何の躊躇もなく、夢中で描いてた。
それは"表現する手"を持った誰かの思考だった。
確かに蘭子の中に【ユーミードゥ】はあった。
届いたメッセージ
あなたの変化:「好き」と「できない」は矛盾していない
・・・チェンジエンドレス・・・
蘭子は初めてスケッチブックを手にして、開き、描き始めるきっかけになった。




