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一話「この人、ほんとに王族??」


王女「子作りを前提にっ、お付き合いしませんか?」


 これが普通の男子なら、「此方こそお願いします!!!」と心の中でそう思いながら「私なんかで良いんですか?」と王女の手を取り言うだろう。


 だが、しかしっ、、私は女だ。


 というか、そこは「結婚を前提にお付き合いして頂けませんか?」とかじゃないの、、


 というか、そもそもっ、、、


主人公「私は、、女性嫌いだからっ!!、、」


 そう、私は教室の隅っこで絵を描いてるような陰キャ女子だ。現実では目立たず会社でも普通に朝のおはようございますとお疲れ様です。


 くらいしか喋らない陰キャ女子だ、、前職は鬱病で1年もしないうちに仕事をやめて1年半掛けてやっと仕事を見付けて


 精神障害枠で採用されたのに、周りの人にはあの子サボってるとか、障がい者は良いよねとか、精神は身体と違って見た目では分からないから言われたい放題だった。


主人公(そもそも、人間自体があんまり好き

    じゃない...、どうせ転生するなら

    主人公枠じゃなくて平民で良いよ、)


主人公(というか私平民だわ。現実でモブっぽ

    かったんだから、誰も居ない土地で

    農業スローライフを満喫したかった)


 そんなこんなで。私は、百合エロゲーの狼の尻尾にけも耳な銀狼超絶イケメン女子主人公に転生したのだった。


王女「王女の告白を断るとか、正気ですか...?」


主人公(自尊心、高過ぎんか...?)


小狐『お主は異世界人だから知らぬと思うが、

   王族の申し出を断れば不敬罪として

   死刑もありえるぞ?』


主人公「えっ、」


小狐『向こうもまさかお主が断るとは思って

   なかったようじゃな、』


小狐『仮にもエロゲーの主人公なのじゃから

   「此方こそお願いします!!!」と心の中で

   そう思いながら』


小狐『「私なんかで良いんですか?」と両手を

   とって大きな屋敷で濃厚(意味深)な

   えっちシーンを、、むぐっ』


王女「えっ、今その子喋っ...、」


主人公「喋ってないからっ、仮に喋ったとしても

    神聖な聖獣がこんな俗っぽいこと話する

    わけないでしょ??、、」


主人公「ね??、コリン、あなたはただの狐よね?」


と、私はごり押し主人公スマイルでコリンの口を塞ぐ。


コリン『ふむっ。やはりこの高貴なオーラは

    隠せぬか、如何にも我は聖獣コ、っぐ』


主人公「幻☆聴、」


ばっと、振り返り小声でコリンに注意する私。


主人公「だから、あなたが喋るとなんか知らない

    けど聖獣の使いだって思われて好感度が

    爆上げするから駄目だって!!(小声」


コリン『仕方ないのう...』


コリン「キュゥ?」


王女「可愛い狐ちゃん、抱っこして良いですか?」


そして、私にはもう1つの能力があった。


→『良いですよ。』

→『あなたの匂いが付くからやだ』


 まるで、乙女ゲーのような選択肢。どちらかを選ぶとイベントスチルが発生して会話が進むのだ。


主人公(一回、放置したら勝手に好感度あがる

    選択されたのよね...、この世界の神は

    百合が好きなのか)


主人公(私が選ぶのは勿論。こっち)


主人公『あなたの匂いが付くからやだ』


そして、王女の好感度があがる。


王女「恥ずかしいんですね///、」


主人公「なんで、」


主人公(なんだこの鋼の精神術士、、私だったら

    絶対、好感度下がるのに)


コリンの好感度もあがる。


コリン『主以外の女に触られるな、と

    いうことじゃな...///?』


主人公(そういやコリンも攻略対象

    だったわ。)


 まぁ、けもちゃん姿のコリンが喜んでるのは普通に可愛いけど。ご機嫌にっこりしてる


主人公「分かりました、じゃぁまた

    明日この屋敷に来るのでその時

    返事します」


王女「ほんとですかっ、お待ちしてますっ///」


 そして、私は当日家の畑を耕していた。


主人公「女子に嫌われる人、その1。

    【自分で約束しといて勝手に忘れる人】」


コリン『良いのか?王族の約束をほっぽって』


主人公「「すみません。忙しくて忘れてました」

    って言ったら、いくら顔が良くても

    無神経な人って愛想尽かすでしょ」


コリン『それにしてもイケメン主人公の農業姿は

    結構違和感あるのう、』


主人公「好感度下がった?」


コリン『ダンディーで素敵なのじゃ♥️』


主人公「なら、良かった」


主人公「私は嫌われるのにはなれるし、主人公

    補正で出来るもんならやってみろって

    感じ」


コリン『フラグか?』


 そして、一生懸命、穴をほりほりしながら手伝ってくれてるのかなって微笑みながら見てたら


 穴から出てきた芋虫を小さなお手手で捕まえて口の中に入れるコリン。


主人公「まぁ、食べるよね。...狐だもんね」


 ファンタジー要素とかないよね。まぁ飼い主だから美味しいんなら止めないけど


王女「何時に来るかお聞きし忘れていたので、

   来ましたっ、」


主人公「この世界の主人公はこんな美少女

    ほっといて何してるんだ、」


主人公(この世界の主人公が適当だから

    私が、不敬罪で死刑になるかもしれない

    というのに)


コリン『その顔でモブと思ったか?』


コリン『美少女だと思うなら付き合えば

    かろう。毎日旨いもんが

    食えるぞ』


主人公「少なくとも虫は食べれなくなるね。」


コリン『仕方ないのう...、我が化けて

    やる』


 と、それまたイケメン男子に変化するコリン。アニメとかゲームとかで出てきそうな


コリン「お嬢さん、僕と一緒に食事に行かない?」


コリン「今俺君とキスしたくて堪らないんだよ。」


主人公(そのイケメン、さっき芋虫食べてましたよ)


あと俺か僕どっちだ。


王女「男性は全部同じ顔に見えるので、

   すみません。CMに出てくるアイドル

   グループの声聞くだけでイラッとするので」


主人公(断り方ぁ、)


コリン「おもしれー、女、」


とシャフ度をしながら帰ってくるコリン。


コリン『女しか興味ないって』


主人公「聞いてた。」


主人公「なんで、初めて会った時の姿で

    行かなかったの、、」


コリン『だって初めてお主に会ったとき、お主

    我をゴミを見るような目で見てきたん

    じゃもんっ、、』


主人公(あちゃー、トラウマになっちゃった

    か~...。)


主人公(いやだって、いきなり目の前に

    けも耳ギャルみたいな美少女現れたら

    怖いじゃん。)


主人公「コリン、あなたは綺麗よ。

    ほんと綺麗だから」


コリン『目がそう言っとらんもん!!!、、』


と、私の胸元に拗ねたようにすり寄るコリン。好きなのか嫌いなのかどっちなんだ

次回更新は需要(いいね数)があれば頑張ります。


【主人公】女性嫌い、というか人間嫌い。百合

     エロゲー展開を回避し、けももふ達と

     農業スローライフを送るのが今の目標


【コリン】仕方ないのうが口癖。主人公の魔力が

     気に入り、召喚獣契約をするが聖獣なのに

     すごい俗っぽい。


【王女】この国の王女。お見合いのし過ぎで

    男性には一切興味ない。綺麗な女性が

    いっぱいちゅき。

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― 新着の感想 ―
[良い点] キャラ紹介の王女の「綺麗な女性がいっぱいちゅき」が草。 [一言] ついでにBLなんてどうです?
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