最強になった忍者とそれを護れなかったくノ一のお話
二作目。
そんな強くないけど寝取られ注意です。
登場人物が何を思っているのかという描写もあんまりないのでここも注意です。
昔、最強忍者の子孫とそれを守る優秀な幼馴染のくノ一がいた。
二人とも互いに惹かれあっていた。
しかしその優秀なくノ一はある下劣な忍者によって卑劣な手を使い、女にされてしまった。
女は長い間耐えたが、ついに欲求耐えられなくなって寝返ってしまったんだ。
忍者はくノ一がいなくなってしまったことを悲しんだ。
だが彼は一般人、彼に出来ることは何もなかったそうだよ。
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少し経ってその下劣な忍者の一族は優秀なくノ一筆頭に力をつけていた。
しかしその行動仇にになったね。一族はくノ一を最強忍者から引っぺがすのは間違いだったことに気づく。
なんでかって?最強の子孫、それは所謂最強の卵だからだ。
卵から護っていたものが消え、その衝撃が彼を覚醒させた。
最強忍者の力をつけていき、あっという間に、先祖の最強勇者よりも、最強になってしまった。
(もう誰にも最強の彼には敵わない。)
全ての一族はそう考えていた。
そう思っていたが最強は戦いを好まない主義だったんだ。
最強の忍者は毎晩高い所から忍者たちを見ていた。
全ての一族はいつ最強が動き出すか不安でしかなかった。
全ての一族は消極的になってしまった。
しかしある一族は考えた。
(彼を我が一族に取り込んで我が一族を最強にしよう)
その一族に影響されたか、全ての一族は最強を奪い合いした。
殺しあった。
しかし誰が勝って最強の元へ来ても彼は首を縦に振ることは無かった。
そこで下劣な一族は幼馴染の優秀なくノ一を彼の説得に出向かせることに決めた。
(お前のここで鍛えた女で骨抜きにしてこい)
くノ一は最強の忍者に顔など見せたくはなかった。
それはそうだ。
一度は主だったもの。愛していたもの。
どんな顔をさげて彼に会いに行けばいいのか。
悲しいかな彼女はくノ一。
与えられた任務はやり通すのが主義。
彼女はその夜、彼が毎晩いるところに向かった。
彼はそこにいた。
くノ一は彼を一族に入るよう促したが、
(帰れ)
掠れた声で彼は言った
その時彼女は何を思ったのか。
彼女はその場で泣いたそうだ。
くノ一は自分を殺してくれと頼んだ。
くノ一は、もしかすると私のせいで彼は心を閉ざしてしまった。
私を殺せば彼の心は戻る。そう考えていた。
しかし最強の忍者は言ったそうだ。死んだ目で。
(僕は君を殺さない。
でもね
君なら、僕を殺してもいいよ。)
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気づけばくノ一は帰っていて、
気づけばくノ一は下劣な一族を壊滅させていた。
自分を女にした下劣な忍者は簡単に殺さなかった。
何か月も何度も下劣な忍者に苦痛を与えた。
そうして最後に最悪な方法で殺した。
優秀なくノ一は自分の本来の主の元へ向かった。
彼はまだそこにいた。
(殺しにきました。)
彼の望む通り彼を殺し、自分も死のう。そう考えていた。
(待っていたよ。)
最強の忍者はうっすら笑ってた。
(殺す前に、最後に一つお願いがある。)
それは一晩あかすことだった。
くノ一は自分の汚れた体を気にしたが最後には了承した。
朝、くノ一は起きたら絶句した。
最強の忍者は自ら命を絶っていた。
そして彼が書き遺したもの、その中身は
(僕の子、幸せにしてくれ)
その後彼女は子供を育てて幸せにしたそうだ。
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「くノ一が何を思っていたか、最後に救われたか、
最強の忍者はなぜ命を絶つことを決めたのか、くノ一をどう思っていたか、
彼は彼女を殺したくないがために生きる希望を与えたんじゃないか、
それらの答えはわからないけど、僕は彼が彼女にやり直すチャンスをあげたんじゃないかと思うよ。
最もそうであっても彼女がやり直したかったかどうかは僕にはわからないけどね。
結局は彼女はやり直したくても、そうじゃなくても罪の意識でやらざるを得なかったと思う。
僕がわかるのは彼らが行動した部分だけさ。気持ちまではわからない。
これが代々伝わる僕のご先祖様のお話。面白かった?
どうか君は僕以外の男に連れ去られないでね?」
読んでいただきありがとうございました!
一応外国人なので言葉におかしいことがあれば申し訳ないです。
内容は完全にただの趣味。
次は甘々書きたい。