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コネ

光が誰か人を呼んだという話をしてから10分が経過した。その含みのある言い方に伸二が

「誰呼んだんだよ~。有名な奴か?」

とか色々聞いていたが光は

「おしえな~い。本人来るまで楽しみにしとけ♪」

と言っていた。

中身が分かっていなければ可愛い女の子が可愛く喋っているように見えるが中身を知っていればただ気持ち悪いだけだった・・・

そうこうしているうちにこちらに向かって銀髪ロングヘアーのイケメンが歩いてきた。

「すみません、こちらに光さんはいらっしゃいますか?」

俺たちは無言で女キャラになりきっている光を指さした。

「え・・・」

一瞬沈黙が流れた後にイケメンが

「初めまして、シュウです。」

と挨拶してきた。

「初めまして光です。いつもと恰好が違うんですね。」

いや、お前が言うなよ!お前恰好どころか性別違うからね!

しかしシュウって誰だよって思いながら一人頭に浮かんだ人物がいた。でも普通に考えたら絶対俺たちなんかに協力してくれる訳がない。さすがにあの人ではないだろうと思っていたら光が

「こちら日本のオーディンズトップリーグ、東京フェニックスのシュウさんです。」

と言った。皆一瞬固まったあと伸二が

「マジで?」

と言ったがそりゃそうだ。東京フェニックスといえば日本のトップリーグでいつも優勝争いをしているチームだ。そのチームの影のエースと呼ばれるのが日本一の弓使いと言われるシュウだ。オーディンズに興味があるやつなら誰でも知っている人物が目の前にいる?ドッキリじゃないの?と思うのが普通だ。


「ちょっとコネがあってね。ダメ元でお願いしてみたら快くうけてくれてさ。」

マジすか?いいんですか?一人初心者いますけど?ってかお前のコネすげーな!と心の中で色々と思っていたら伸二が

「マジすか!いいんすか?お前のコネすげーな!」って言ってた。被った。いやまあでもそうなるよね。

「皆さんのほうが年上になりますので気楽に話してください。今日は3時間という約束なのであまり時間はありませんが精いっぱいやりますのでよろしくお願いします。」

心もイケメンですか!いや、実際の顔しらないけど。

「あー、じゃよろしく!んで今日は何すんの?」

伸二順応早すぎない?もうため口・・・でもこんな初心者もいる寄せ集めで最初からこんなすごい人呼んでもあんまりやることなくないか?とか考えていると

「練習場を押さえてありますのでまずはそちらに移動しましょうか。」

と言われ全員で練習フロアに移動した。するとそこには男が3人、女が1人立っていた。あれ?場所間違えた?それとも前に使ってる人達の時間がおしてるのかな?と思っていたら一人の男が

「先生おっせーよ!待ちくたびれたよ」

と言いそれを女が

「りっくん!先生に向かってそんな口の利き方だめだよ!」

と叱っていた。その後も何やら痴話げんかのようなやり取りをしていたがそれよりも先生というのが気になってシュウさんに聞いてみた。

「先生と呼ばれていましたけど?」

「ああ、あの子達は私のチームのスクールの生徒ですよ。」

今やゲームのプロのプレイヤーは子供のなりたい職業第一位だ。当然プロを目指す子も多い。そういった子達は有名なチームのスクールに通ったりするらしい。また剣を使う者は剣術を習ったりするそうだ。日本ではプロになれるのは18歳からだ。(これはゲームにばかりのめり込みすぎて、いざプロになれませんでしたという時に他の道もえらべるよう高校まではちゃんといき勉強もしっかりしなさい的な感じらしい)

まあプロになれるのは本当に一握りなので当然か。

「実際にやってみるのが一番早いと思いましてね。今日連れてきたんですよ。ほらこちらにきて自己紹介しなさい。」


シュウさんがそういうと4人がこちらに向かって歩いてきた。



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