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ギルド報告でホッと一息

 扉をくぐると、今では少し慣れてきた冒険者ギルドのちょっと騒めいたいつもの雰囲気にあっという間もなくつつまれた。

 まずは、調査結果の報告が必要だろうか。

 そんなわけで、俺はさっそく受付嬢の元に向かって報告することにしたんだけど。


「あら、真斗さん、今日もお元気そうでよかったです」

 

 受付嬢さんのほうから挨拶をしてくれた。

 最初に一度冒険者登録をお願いしたからだろう、俺の名前をしっかり覚えていてくれて。

 ハキハキと喋る快活な人柄がよくわかるような、満開に咲いた花のような笑顔が印象的だ。

 

「はは、お互い様ですよ、それで、すいません、Eランクのクエストなんですけど、

『モモトの森の調査依頼』の件で調査報告に伺ったんですが、窓口はこちらでよろしいんでしょうか?」


「そうですね、調査報告の件でしたら、あちらの報告窓口に……え……騎士総長様? あ、先日の……」

 そんな受付嬢さんだったんだけど、グラントさんのことを見て、さらにはマルシィさんを見ると急に固まってしまって。


 一息で立ち上がると、慌てて2階に駆け上がって行く。

 そうして、またすぐバタバタと駆け下りて戻ってくる。


「ギルドマスターが2階でお待ちになっております。どうぞ、お上りください」

「はい、ありがとうございます」

 

 うん、なんでいきなりギルドマスター?

 まぁ、グラントさんもいるし、マルシィさんもいるし、調査官さんだって騎士なんだから、妥当なのか?

 心の中で疑問には思いつつも、俺は2階への階段を上がっていく。俺の後に続いて、マルシィさんとアイルちゃん、グラントさんに続いて、調査官のモミンさんと続いてぞろぞろと上がっていく。


「アイル、そんなに時間はかからないから、そうね……モミンさん、すみませんがアイルを少し見てやっていてくれませんか?」

「ハァハァ、それは私は構いませんが、アイルちゃんはそれでいいのかい? ハァハァ」

「えー、やだーーー。真斗お兄ちゃんといっしょじゃなきゃやーだっ!」

「こら、アイル! これからちょっとだけ大切なお話を2階でしないとならないんですっ! ほんの少しなんだからいい子にして待っていなさい!」


 うーん。ウェアウルフの話が出てきちゃうだろうし、子どもに話を聞かせてしまったらトラウマになっちゃうかもだよね。

 

「アイルちゃん、ほんの少しの間だけだからね? お兄ちゃんはね、モミンさんといっしょに良い子に待ってるアイルちゃんが好きだな?」

「……んー、んー、わかった! アイル良い子にして待ってるね! モミンのおじちゃんいこっ!」

「……アイルちゃん行こっか、ハァハァ」


 モミンさんあんたを信頼してるぞ?


 2階ってこんな風になってるんだよね。

 1つはギルドマスターの部屋だろうか、俺たちは、そちらではなく、もう1つある結構広い応接間まで案内される。

 入り口に入ると、すぐにギルドマスター、うん、マグナスさんが控えていて、マルシィさんをソファーまで案内する。

 そして、グラントさんはその後ろに控え起立の姿勢だ。

 俺もそれに習い、すぐ横に立つ。 


「調査依頼の報告だそうだな、それと、グラント殿も先日依頼、ご壮健そうでなにより。それと……」

「今はマルシィです、マグナス様」

「それでは失礼して、マルシィさんもわざわざこんなむさ苦しいところまでようこそいらっしゃいました」

「すいません、お邪魔かとも思ったのですが」

「いえ、マルシィさんはウェアウルフの脅威に遭遇したのですから、当然ここにいる権利がありますよ」


 シュレイン街の大物だらけだな。

 騎士総長とギルドマスター、そして、可愛いマルシィさん。

 俺のことは置いておく。


 まぁ、今回のポイントは鑑定さんの力でわかったことをどこまで報告するかなんだけど。

 まさか、鑑定さんのや俺のスキルの力でわかりました、とも言えないしね。



 マグナスさんがそんな中、最初に口を開いた。

「それで真斗、モモトの森の調査依頼の報告にきたって話だが、その熊が原因なのか?」

 

「はい。今朝、モモトの森に調査のため、向かったのですが、森に入ってしばらく進むと、ウェアウルフの死体があたり一面に散乱していました」


「ウェアウルフの死体か」


 マグナスさんが小さく呟く。


「その死体の血の跡をたどって行くと、森の木々がところどころ、何かにへし折られたかのようで、森に奥に続いていました。そして、その先に、こちらの子熊と、その親熊を見つけました」


 マグナスさんの視線が熊太郎を軽く一瞥すると頭の角を見てかすかにとどまる。


「ま、まさか、戦鬼熊の成体がいたってのか!!」


 マグナスさんが、軽く殺気を放ったのだろう、空気が一瞬で凍りつく。

 

「はい。成体です。ただそれだけではありませんでした。親熊と一緒に、怪しい風体の男が1人いたんですが、どうにもまるでその親熊をペットの可愛がっているふうに見えました。さらには、ウェアウルフを餌として与えていたのですが、あの凶暴なウェアウルフが男の言うことにはまるで逆らうふうでもなく、食べられてしまいました」

「ヒッ」


 マルシィさんが心なしか引きつっている。

 それはそうだよな。


「くっ。どれだけの被害が出るか検討がつかんな。一刻も早く公爵殿下にご連絡差し上げなくては」

 

 グラントさんは、騎士総長としての立場もあるのだろう。

 すぐにでもこの部屋を出て騎士本部に戻りたそうにみえるほどにはソワソワしだしている。

  

「だがよ、お兄ちゃんがその子熊を抱えてきてるってこと自体がな。戦鬼熊はどうなった?」

「親熊は死にました」

「なにっ! 親熊を殺ったってのか、どうやってだ?」


 マグナスさんの体から猛烈な威圧感が吹き出すと、それは俺をひどく圧迫してくる。

 この感覚、そうか、会社の面接対策であのとき学んだ、これがもしや圧迫面接っ!?

 くっ。圧迫じゃねぇ、これはもう殺気だろ。

 冷や汗が止まらない。


「マグナス殿、気迫が体から溢れすぎではないかな?」

「マグナス様。お気持ちはわかりますが、少し抑えられたほうがよろしいのでは?」

  

 グラントさん、マルシィさんナイス!


「はっ。これはとんだ失礼を……」


 マグナスさんは居住まいを正すと、今度は率直な疑問をぶつけてくる。


「悪かったな。言い訳させてもらえば、事が事だけにな。真斗、すまないが詳しく説明してもらっていいか?」

  

「はい。続けますね。その怪しい男はなにか不思議な文様を空中に作り上げると、親熊と子熊に照射をして……」

「ふむ?」

「光を浴びた親熊と子熊は血眼になって狂乱をし始めました。その、情けない話なんですが、俺には街に入ることを止めようとは思ったんですが、圧倒的な暴力の前に止めることすらできず……」

「……その……最期は、その親熊と子熊が相撃つ形で刺し違えて、倒れていきました……」

「グスッ。クマちゃんにそんなことが……」


 マルシィさんの目元には涙が見える。

 マグナスさんとグラントさんも同様に子熊を見ると、軽く目をつぶり黙祷する。

 そして、一息おくと、マグナスさんは俺への質問を続けた。


「相討ちか。だが、子熊の方はいたって元気なようだがな?」

 

 マグナスさんの質問は止まらない。

 グラントさんもマルシィさんも同じ疑問を抱えているのだろう、静かに耳をすませている。


「はい。親熊は死にましたが、子熊はどうにか息がありましたので、回復魔法を使いました」

「回復魔法というと、パーティーを組んでいたのか?」

「いえ。俺が使いました」

  

 俺の答えにマルシィさんがちょっとびっくりした様子で興味深げに俺に問いかけてきた。


「真斗さんは、回復魔法を使えるのですか?」

「はい。使えますよ」


 まぁ、正確にはちょっと前に使えるようになった、なんだけどね。


「疑うようで悪いんだが、回復魔法は通常、神に仕える者の中でも限られた者しか使うことができないんだが」

「そうですね。そのはずです」

「ふむぅ、実に興味深い話だな」

「その、すまないんだが、俺のこの傷な、俺の不注意なもんで恥ずかしい話なんだが、先日、オークロードに斬られちまってな」

「一応、ポーションで手当てはしてるんだがな。試してもらうことになって悪いんだが、回復魔法をかけてもらってもいいか?」

  

 確かにひどい傷跡で、右目にかけて目が潰れていたけれど、オークロードが原因で失明してしまっていたのか。

 それにしてはずいぶんと古傷にも見えるようだけど。


「できるかわかりませんが、やるだけやってみますね。それではいきます」

「回復! 回復! 絶対回復ー!」

  

 マグナスさんの体を暖かな緑色の光がぼんやりと包み込む。

 場がシーンとしてしまった。

 それはそうだ、光ったはいいけれど、結局右目の傷は治ってないしね。

 うーん、右手の生々しい切り傷なら治せたんだけど……。

 

 そういえば鑑定さんは言っていたっけ。

 大怪我の場合には個別の掛け声が必要に成るって。

 よし、回復魔法を個別鑑定だ!

 鑑定!


 回復魔法

  説明

  筋肉さんに手を当てて、唱えよう呪文。

  大怪我の場合には、特殊な詠唱が必要になるぞ。必要な時は鑑定さんに聞くように!

  今回は、「孤児院でっ、頑張っているマルシィさんがっ、俺は俺はーー!」とプルプル震えながら叫ぶように詠唱する。

  これで筋肉さんも全快なのじゃ!


 なんだとっ……。

 このセリフを回復魔法の詠唱として俺に言えと……?

 だが、迷っている場合じゃない、クエストの報告のために必要なことで、それにこのマグナスさんだって一見筋肉はモリモリだけど、確かに右目の傷はひどいだろ。

 頑張れ、俺!



「孤児院でっ、頑張っているマルシィさんのことがっ、俺は俺はーー!」


 俺は鑑定さんに言うままにプルプルと震えながら大声で叫んだ。

 その俺の姿を見るマグナスさんは実に楽しげに見える。


「おいおい、なんだそのかけ声は? いくらお嬢様が可愛いって言ったって急にそんなことを叫んだらなぁ、まぁ男らしいから俺はいいと思うけどな!」


 そんなことを言われてしまって。

 グラントさんの視線は逆に大変厳しかった。だが、言わせてくれ、これは俺のせいじゃない。


 そして、マルシィさんは顔を赤らめて、ちょっと下を向いたまんま小さく震えている……。


 いや、これは鑑定さんが……。

 いくらなんでも俺は急にこんなことをプルプル震えながら叫んだりはしないよ……。


「真斗さんの回復魔法、確かに見事なもので、グラント様の右手の切り傷はすっかり治りもしました。けれど、そのあとで急にそんなことを言われましても……」


 そう言うと俺を少しだけジトっとした目で見つめたあとで、赤くなってまたすぐに下を向いてしまった。

 え? 目の傷を治すんじゃないの?

  

 それにしても、またまた、ちょっとしたジト目をいただいてしまって。

 熊太郎のネーミングセンスを問われて以来だな、ジト目って。

 今日何度目だよ!

    

 まぁ、そうこうしているうちに、マグナスさんの体はうっすらと緑色に輝いて。

 そして、特に右目のあたりだろう、眩しいほどに輝いた光は右に収束するとパッと光って急に収まった。


「なんだ、これは!? なんで、俺の右目が見えるんだ?? どうなってる???」


「はい? そのオークロードにつけたれた右目の傷ですよね。確かに治しましたよ」


 いや、欠損まで治せるとはさすがに自分でも思っていなかったわけだが、恥ずかしさの代償に得た力とでもいえばいいのだろうか。


「いや、俺の言ってた傷ってのはこの右手の傷なんだが」


「なんということだ。これは神話の中でのみ伝承されているレベルの魔法ではないのか……」


 グラントさんは呆然自失としている。

 マルシィさんは、、なにやらブツブツと呟いていて、完全に自分の世界に入ってしまったのか、反応がいっさいなくなった。

  

「なんか、さすがに俺もこれはもうわけわかんねーな。とにかく、お兄ちゃんが子熊を治して連れてきたと、そんで、戦鬼熊を操っていた男が森にいたと。ここまではいいか?」

 

 うん。その通りだ。


「はい。問題ありません」

「ただ、付け加えるなら、その男は帝国のために、などと呟いていたように思えます。それに、これでの役割はもう終わったと呟くと戦鬼熊をいともたやすく狂乱させて、あのまま放置しておけば間違いなく街を襲っていた可能性があります」


 嘘も方便だろうか、帝国のために、とまでは、ゲイも言ってはいないが、鑑定さん曰くガルスタイン帝国の7聖将だしな。


「帝国か、国家間の争いとなってくると、冒険者ギルドの出る幕じゃあなくなるな」


 グラントさんが言葉を引き継ぐ。


「うむ。帝国のものが関わっているとなると、何か狙いがあるのだろうが、だとしたらどこに……」

 

「はい。1つの考えですが、帝国はなにかをしようとしていて、そのための陽動として、戦鬼熊を街に追いやって混乱を発生させようとしていた。そう考えるのはどうでしょうか?」


 それくらいしか理由はないんじゃないだろうか、単純にそう思ったただの推測。

 だけど、グラントさんは大きくうなずいた。


「なるほどな」


 まぁ、実際は、男が帝国の者だというのは、男が呟いたわけでもなく、鑑定でわかっていたことなんだけどね。

 それにしても、ガルスタイン帝国と、このシュレイン街を治めるヴァーミリオン公爵とアルデバラン王国の間には、なにか諍いでもあるのだろうか。

 それくらいにあたり前のように、帝国の動きなら、それもありえるだろうか、うなずいてグラントさんなんだけど。

 戦鬼熊クラスの大物をいともたやすく操っていることと合わせて、帝国の7聖将の存在に辿りついてくれるかな?


 ちなみに、俺は鑑定のことは、暴露する気は無い。

 あまりなんでもかんでも使えますよと、暴露したくはないんだよね。

 正直、回復魔法もやりすぎたんだろうけど。

 まぁ、でも王国の人たちって俺の中ではすっごく好感度が高いんだよね。 

 だから、スキルがバレない範囲では協力したいんだ。  


「それにしても、魔獣を操る帝国の人間か……うーむ」


 グラントさんがなにか考えてはいるようなんだけど。

 うん、どうにも帝国の7聖将にまでは思い至らないようだ。


 しょうがない……もうひと押し。いっておくしかないだろうか。


「そういえば、去り際に、この帝国のゲイの力を思い知るがよいとかどうとか言っていた気が……」


 これはまるきりの嘘だ。


「ふむ、ゲイとは?」

「さぁ……」

「……っつ! まさか帝国の7聖将ゲイ・ユーディーか!?」

「おい、真斗っ! どっちのゲイだ!?」


 あの落ち着いていたグラントさんらしくもない慌てようだ。


「いえ、そのゲイとしか……」

「くっ。そうだな……すまなかったな、どうかわしの年に似合わぬ失態を許してほしい」



 まぁ、うまく説明できたんだろうか?

 最後に、親熊の死体についても説明しておくか。

  

「それで親熊の死体なんですが、弔ってあげようと思っています」

「親熊か。死体を弔うにしても、はやく森で回収しないと食い荒らされてかけらも残らんぞ? っと、そうか」

「ハンスから聞いたんだが、真斗はアイテムボックス持ちだったか」


 ありゃ。話が伝わってるな。あまり拡散されると困るんだが、大丈夫だろうか。

 なんてことを俺は思っていたわけだが、さすがにギルドマスターだ、察してくれたんだろう。


「あぁ、心配はしなくていい。ワイバーンをどうやって持ち込んだのかってことの確認で、この情報を知っているのは、今のところ俺だけだ。ただ、当然、規則に絡む範囲では国やギルドに伝わる話だからな。そこは覚悟しておいてくれ」

 

 まぁ、俺も最初に覚悟してワイバーンをアイテムポシェットから取り出したしな。

 これからも遠慮なく使うつもりだし。


「はい。わかりました」

「それと、親熊の死体の確認は、熊太郎のいないところでお願いします」


 マグナスさんは熊太郎を少し見つめると、うなずいた。


「そうだな。このあと、さっそくで悪いんだが、ギルドの倉庫で見せてもらっても良いか?」

「はい。それで構いません」

「手間をかけるな」

「お二人も、それで構いませんか?」

 

「そうですね。真斗さん、お見事でした。それと、モモトの森の調査をしてくださって、それに解決までしていただいて、ありがとうございました」

 マルシィさんがぺこりと深く俺に頭を下げた。


「いいんですよ、俺、あのときにマルシィさんとアイルさんを襲ったウェアウルフのことが許せませんでしたから……。マルシィさん、アイルちゃんは俺にとって大切なんですから」

「……真斗さん……」 


 マルシィさんは、少し俺と目を合わせると、すぐに赤くなって下を向いたまま、やがてソッと顔をあげると口を開こうとして……。



「わしからも謝意を表すぞ。真斗殿、今回は非常に助かったぞ」


 グラントさんのそんな言葉は騎士の立場からだろうか、街を守れたことにホッとしているようで、俺も良かったよ。

 少し気になるのはマルシィさんが俺に何か言おうとしていたことなんだけど……。


「あくまでもギルドの調査依頼のクエストを遂行しただけですので、お気になさらないでください」

「そうは申されてもな、誰も信じないかもしれないが、真斗殿はこのシュレイン街を守った英雄よ、だから今だけは誰に憚ることもなく誇ってほしい」

「そうだな。真斗のモモトの森の調査報告のクエストは、Eランクからの受注となっているわけだけどな、状況から鑑みて、実際はBランク相当すら越える、そうだなAランクにも匹敵する難度のクエストになるだろうな」

  

 マグナスさんはそうはそう言うと、俺の肩に手を置いた。 

「だから、グラント殿が言ったことは嘘じゃあないぞ! 真斗っ、もっと胸を張れ!」

 

 そう言って俺に、ニカッっと笑いかけてきた。



 それにしてもアイルちゃん、モミンさんに楽しく遊んでもらってるといいんだけど……。

 でも、まだもう少し時間がかかりそうで、俺たちはさっそく倉庫に向かうことになったんだ。

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