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異世界でこの知識をどういかすか  作者: 麗良佳 新
長すぎる平穏の日々までの道編
8/44

7 初めての魔法

そしてその日は訪れた。

「アキさん顔が強ばってますよ?」

顔がこわばっているのではない。

驚きで顔が固まっているのである。

「ワプその格好は…?」

今のワプはいつものエプロン姿ではない。

魔法使い用のローブを羽織っていた。

そのローブは薄手であり

いつものエプロンでは封印されていた

それをいやというほどに強調している。

これはいけない。正気を保つだけで

HPがへらされていく。

「とりゃぁぁ」

「ぐぅっ!?」

急に頭を叩かた。

「もー早くしないと日が暮れゃうじゃ

ないですかー行きますよー」

「あっちょまってぇぇ」

「早くしてくださいよー」

ワプをおおうとするが

肩に背負っている剣(護身用)が重いため

思ったようにスピードがでない。

というか肩が痛い。

よくラノベとかでも

剣士とか剣聖とかの典型例で

肩に剣を背負っているキャラを見てきたが

今そいつらに『どうやったらそんな

素早く動けんだよ』と言ってやりたい。

てかまともに剣振ったことないんだが。

そんなことを言っていると

いつしか俺が入ったのと同じ門が見えた。

「門でるので緊張感もってくださいよ。」

「あぁわかった」

門の入口には変なオブジェが

おいてあった。なんかポスト見てえ

ワプはそこにステータスカードを入れると

俺にも入れるよう促す。

俺もカードをとりだしいれるが

なんか年賀状をポストに入れるみたいで

しまらないなぁ…

「もう入っていいみたいです。」

そうワプが言ったので門に変化が

あったのか視線を向けるが何も感じない。

「え?何が起こったんです?」

「!?分からないんですか?」

「え?」

「さっきまで門に結界があったんですけど…」

「は?」

「もしかしてまだマソが

起こされていないんですか?」

全く知らない言葉を並べられ

頭の整理が追いつかない。

「魔法はつかえますか?」

ワプが心配そうな顔でこちらを見る

「いや全く」

「…やっぱり」

ワプはため息をつくと

「仕方ありませんね。ごめんなさい。」

そう言って

「!?おぅ…」

思いっきしみぞおちを殴られた。

待って意味がわからないんですけど。

その時 体に変な感覚が走る。

この感覚は映画とかで

感動した時 身体から感情が

こみ上げる感覚に似ている。

そして急に脳に

『フルー』という言葉が刻まれる。

ある程度落ち着いたとき

「脳に響くようになんか

言葉が聞こえませんでした?」

そう言われた。

そこで俺は『フルー』という文字が

急に現れたことを伝えると

「その小石に向かって『フルー』と

唱えてみてください。」

と言われた。

俺はその通りに小石に向き直り

「フルー!」

そう唱えると

「!」

小石が宙に浮いた。

フワフワと風船のように。

「フルーは一定時間無重力状態に

する呪文なんです。フルーが初めての呪文なら

アキさんは重力や圧力属性が強いみたいです。」

まじか俺 魔法覚えたのか。

俺の心にもフルーがかかったのか

ちょっと浮ついてしまう。

「わわっもう昼です。行かないと」

ワプがせかしたので

俺らは急ぎ門を潜った。


ちなみにマソとは

魔力の生産を行う部分です。

魔力の素ということでマソとしました。

これは強い魔力をおびた衝撃を

与えることでよびおこすことができます。

これからも主人公が使うのも含め

いろいろ魔法をだしていきます!

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