表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界でこの知識をどういかすか  作者: 麗良佳 新
王城拉致生活編
41/44

15 新事実

半年以上お待たせしてすいません……

やっと自分の時間がとれましたので

これからできるだけ早いペースで更新していきます

これからもなにとぞ「いせこの」をよろしくお願い致します!


「え?」


意味がわからなかった。

コールは剣を抜ききってない。

途中でしまったはずなのに事実として大男は

命までは奪われていないものの戦闘続行が

困難な傷___。横腹を貫通されていた。


「コール様。一応ストロンの一角を担ってるのですから、なんというかもっとこう隠されては?」


メリアルが呆れたようなそんな顔でコールに言う。


「まぁ確かにもう少し自粛しないといけないかも知れませんね。でも御存知の通り私のスキルは少しばかり理解されてるくらいが逆に丁度いいと思いませんか?」


「…まぁ言われてみればそうかも知れませんが

お客様は敵でもなんでもありませんよ。正真正銘ちょっと変なことを知っているだけの凡人です。それとこれとは___。」


「敵では無いですね。えぇ敵では無いです。

でも僕は彼に隠すつもりはありませんとも。

ソルドーだってそうだったのでしょう。彼もそう言われたのでしょうが、繋がりは作っておかないと。後々のために」


その言葉でメリアルが不審な顔をする。


「あのぉ二人して何を言ってんだ?

いや聞こえてるんだけど。どうゆうこと?

スキルの公開禁止はメリアルがさっき言ってたけど…隠すつもりは無いとかソルドーもどうとか」


理解出来ず戸惑う良明にコールは

軽く笑いながらメリアルに説明をするよう

視線をうながす。

あからさまに嫌そうな顔をメリアルは

浮かべつつ説明を始める。


「ストロンの力は強大です。軍としてはもちろんです。それよりも壁が壊れた時にお客様もソルドー様の戦闘をこの目で見たことでしょうがストロンの称号をもつ将自身の個の力は抜けております。そんな彼らも…まぁ一部例外はいますがその戦闘スタイルは自身のスキルに大きく依存するのです。つまり___。」


「もし敵とかにスキルを知られると戦闘スタイルの対策とかされてしまう。国の最高戦力の軍的にそれはなかなか不味いってことか?」


「ドヤ顔でいるところ申し訳ないのですが

説明してあげている最中に憶測で話に水を指すのはやめてください。殺しますよ?」


なんかメリアルがすげぇ不機嫌そうに

こっちを…殺意が漏れてるんだけど

とりあえずあやまっとこ


「あ…あぁごめん話の感じでそんなもんかと

推測して話を邪魔したのは申し訳ない。

…続きを話してくださいませんか」


「……よろしい。では続きをまぁ大体は

お客様の推測どうりであってます。」




……いやあっとるんかいぃぃぃぃ



「そう。知られては不都合なのですよ。だからストロンにはスキルの使用は極力控えるようになってるのです。どこから魔王側に漏れるかもわかりませんし。でもどうしてもスキルの使用が見られてしまう場合があります。敵ならばサクッと殺ればいいのですがそれが民間人とかの場合はそういうわけにはいきません。そういう場合は普通即座に直近の記憶を消すことがルールなのですが…お客様は適用外ということです。こうなるのはストロンが信頼に足る人物であると認めていること。ストロンの監視下…まぁ身近にいることが条件です。」


「え?俺が言うのもあれだけどソルドーといたのは一日だけだぞ?信頼に足るとかそんなのわかるのか?あと監視下って俺はちゃんと宿…家に帰れるんだろうな」


「信頼うんぬんは私が保証しますよ。少なくともあなたが敵側ではないということは。ソルドーは…まぁ人を見る目が確かだと言っときましょうか。」


なんかコールの言うことはいちいち含みがあるというかなんというかはっきりしないと感じる良明を他所にメリアルがひとつ疑問に思ったのかコールのほうを向く。


「では監視はどうなるのです? コール様が隠さないのはわかりましたがそれだと誰かが監視し続ける必要があるかと。城内はコール様が目を光らせていたのでしょうが。流石にコール様の力でもお客様の家まで監視の目が行き届くとは……」


「あぁ国王様やルーク様も交えてその話をしたから大丈夫です。重要なのは二つ目の条件を満たしているかということです。ストロンとはいきませんが要は良明殿が裏切る様であれば殺れる実力があるものがいればいいのでしょう?なら適任がいるじゃないですか」


「いやです」


なぜかメリアルが即答した。

え?なんで?


「いやです」


二回もした。


「まぁそんなこと言わずに貴方自身気に入ってるみたいですし戦力的には申し分ないでしょう。現ストロンとはいきませんが

まぁこれは良明殿の願いにも会うものですし

そっちのほうがお互い都合が良いというものです。良明殿とは長い付き合いとなるはずらしいので。不確定要素の多い貴方のことはいずれ彼らの目に止まるはず。そのためにもこちら側にいてもらわなくては」


「え?長い付き合い?俺的にはメリアルとは

金輪際御免なんだけど。そちら側とかこちら側とかどういうことだよなぁ!?」


「それは何とも言えませんね 今は」


「確かに護衛…というか保身のために強い人がいて欲しいなと思うけどメリアルはメイドだろ無理だろ」


「何を言ってるんですか?普通メイドの身分で

僕らの要請や王命を断ることなんてできませんよ。安心してください良明殿。メリアルは今はメイドですが〝元〟ストロンですよ?」


そんなことをコールは言うのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ