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異世界でこの知識をどういかすか  作者: 麗良佳 新
王城拉致生活編
39/44

13 何が起こった。

お久々久々しぶりです。(ぺこり)

4ヶ月ぶりです てへっ(きらりん)

とか言えないですよねすいませんまじで(猛省)


今回はコールの選抜試験の続きです

さてさて良明が目にするものとは?お楽しみに!




コールのところとバルジオのところとでは

同じ選抜試験会場とはいえ全く違っていた。

まずここの兵士らは縦 横 斜め全てを揃え

綺麗な隊列を組んでいる。

バルジオのところはそういうのはなかった。

兵の武器も違う。あっちは剣や斧、杖、槍、鞭など個人が得意なものをそのまま持ってきていたがこっちの兵は杖か槍しかもっていない。

数的にもあっちは3000に対して

こちらは…500もいない気がする。


「びしってなってるね!」


クレアが率直な感想を目をキラキラさせながら

言ってくる。


「あぁほんとにその通りだな…」


「うん!」


クレアの頭を撫でながら眼前の完璧な

隊を改めて見回す。本当にすごいと思った。


「ーー様 お客様聞こえてますかー」


「!? あぁごめんごめんどうした?」


「お客様はひとつのことに気を取られると

周りのことがわからなくなる時がありますね

まぁそれはいいとして…始まりますよこちらの試験が。」


メリアルが視線を落とす先…櫓の下に

いつの間にかコールが移動していた。

コールは兵士へと向き直り声を張り上げた


「一部聞いたものもいると思うが、

ここの試験内容は武力によるものではない。

 質問に答えてその返答次第で

合否を決めるものとする。」


その言葉に少し兵士らがざわめく。

武力試験でないことに戸惑ってるのだろうか。


「なあメリアル質問って具体的にどんなのなんだ?」


「耳を澄ましてくださいお客様。……まもなく聞こえます。」


「…………」


「でははじめる。まず目をつぶれ…

おまえたちは今、戦場にいる。

お前たちには余力があり

味方の手助けにいけるとする。


そして視界の右には重傷の将一人、

左には同じく重傷である新兵が十人いたとしよう。


・・・どちらを助けどちらを見殺しにするか? 

このときおまえたちにはどちらも助ける力もなくば

時間もない。前者を助けるものは挙手。

後者を助けるものはそのままでいろ。


「…………では各々の思うままに行動しろ!」


…………まだ兵士たちは迷ってるようだ。

それにしても新兵と将か。


「なあメリアル。将って何人力ぐらいなんだ?」


「大体100人の軍隊と同等かと・・」


なるほど圧倒的に将のほうが優秀なのか・・

でも命の数だと新兵なんだよなぁ


「時間だ.最終判断をしろ.」


コールの呼びかけにより兵士らの動きが止まる。

こうみると手を上げているのが全体の三分の二ほど。

やはり100人力の将のほうが大切なのだろうか……


「お客様。ストロンのスキルの公開は

許可されていませんので合図があるまで

目を閉じてもらいます。失礼します」


メリアルが後ろから手で俺の顔を覆った。

え、どゆこと?


「あ お客様はクレアちゃんの目を塞いでください。」


「お、おう了解」


「わーまっくらぁ!」


言われるがままにクレアの目を塞いだ直後

コールが口を開いた。


「では答えを発表する。」


……正解発表でスキルを使うってことか?


「この問いに正解は……ない。」


「は?」


思わず声が出た。

いやだってそうだろ二択で答えなしなんて・・

ほら兵士もざわざわしてる。


「答えはない。だがこの質問の答えで

私の軍にあってるかあわないかはわかる。

私の軍にあった考えをもつもよ……目を開け。」


え?目を開けって兵士は全員残ったままだろ。意味がわからん。

どっちがあってるのか結局わかんねえんーー


「お客様。もう結構ですよ。」


その合図とともに視界が開けた。


「・・・・・・・・・は?」


理解が追いつかなかった。

視界をさえぎられたのは1分もなかったはずだ。

なかったはずなのに目の前の広場には

当初いた兵士の大半の姿。


そう。


三分の二の兵士があとかたもなく消失していた。

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