表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界でこの知識をどういかすか  作者: 麗良佳 新
長すぎる平穏の日々までの道編
20/44

18 壁の死守2

テントの裏にて

「おりゃあぁぁぁ」

「そうです!いいですよ!」

「ふぅ。これならなんとかなるかな…」

今の今まで俺はワプと攻撃手段を

考え、実践していた。

そして…

「おい!そこのお二人さん!

夕方だ!俺らの出番だぁ!」

無精髭の生えているいかにも

エキスパート的なおじさんが

俺らに担当の時間が来たことを教えてくれる。

「アキさん行きましょう!」

「よしっ!」

俺らは壁へと向かった。


壁にはすぐついたが

…ついたんだが

「おいおいモンスター多くないか!?」

「夜が近いですからね…

夜はモンスターの数も増えて

強いのも増えますから…」

大丈夫かよ…

「てか ソルドーは? どこいった?」

「ずっと戦い続けてますからね

少し休憩じゃないですか?」

「マジかよ。てか おい来たぞっ

あぁくそやるぞワプ!!」

「なんかアキさんが普通の

冒険者みたいですね!よしやりましょう!」

前方からは小学生ぐらいの

大きさの鬼みたいなのが

5体ほどこちらへ向かってきている。

…5体ぐらいか

「よしワプ! 5体程度ならあれでいけるぞ」

「フリーフォルですね!」

はやくも俺とワプの合体技が炸裂する時がきた!

「よしこい!…きたっ『フルー!』」

魔法がかかる距離にきた5体の小鬼を

すかさず空中に浮かせる。

俺のフルーはだいたい100キロ程度なら

持ち上げられる。意外と行けると思ったが

5体がぎりぎりだった まぁ浮いたからいいけど

「ワプいまだ!」

「わかりました!『アプド・ラフト!』」

ワプがそう唱えると同時に未だ

動きが制限されパニックになっている

小鬼らのしたに大きな魔法陣が現れ

そこから とてつもない勢いの上昇気流が

湧き上がる。小鬼たちはなす術なく

上空へ吹き飛ばされていき

フルーのかかる射程から外れた瞬間

体重を取り戻した小鬼たちは

落下をはじめ地面へと叩きつけられた。

どうやら即死したらしい。

「よしっ大成功だ!」

「はい!」

俺らは再び体制を立て直し

近くでたくさんの虫型のモンスターと

戦っている三人ぐらいの援軍の人達の

支援に回ることにした。

どうやら苦戦しているらしい。

虫型のモンスターは飛行能力が

あるからフルーはほぼ効かないので

今回はフリーフォルは無理そうだ。

「でも これならどうだ!『フルー!』」

今度は地面に散乱している鉄製の壁の破片を

めいっぱい空中に浮かす。

「ワプ!ハンドレットノックだ!」

「了解です! ちょっと待ってください!

あのぉーそこの援軍の方々!

ちょっと伏せてください!怪我しますよ!」

ワプはその三人の冒険者に防御体制をとらせ

それを確認すると

「トルネア!!」

片手からお馴染みの突風を

鉄片に吹き付けた。

無重力で抵抗もない鉄片は

突風にあたるととてつもない速さで

虫型のモンスターの群れへ向かっていく。

それはフルーの効果範囲を超えても

衰える様子は見せず

ドドドドドドドドドドド!

たちまちそれらを撃ち落とす。

…やべぇな。

「すまねぇなありがとう」

「助かったよ!」

「まじ感謝!がんばろうな!」

助けられた三人がお礼を言い去っていく。

「この2つの技ならどんな敵でも

何とかなりそうですね!」

確かに数が増えたら

ハンドレットノック

少数だったらフリーフォルで…

っておい。今 ワプ…

「いやぁ負ける気しませんね!」

「ちょっとそれフラグだー」

言いかけていたその時

「おっおいあれ…」

先程の三人の一人が

森を指差し呟いた。

そこには数メートルの木をなぎ倒す何かが

こちらへ向かってきていた。

「えっあのサイズって」

ワプがつぶやく。

その時 誰かが叫んだ

「アレって 森龍じゃぁ…」

なんだ森龍って…

「やばいやばいぞ!!」

「大変だ!」

「ソルドー様はどこだ!」

「少し前に休憩とキャンプに戻ったわ!」

「おい よんできてくれ!まずい!」

「あれは無理だ」

「他の壁も壊されちまうよ!」

口々にとんでもないことを言う

援軍の人達。

そんなことをしているうちに

その森龍という生物が姿を

徐々に表していた。

体は美しいエメラルド色で

おそらく鱗だからか

夕日を所々から反射させている。

森の上から背中がはみ出しているが

それを見るに羽はなさそうだ。

そして何よりでかい。

でかすぎる。

10メートルはゆうに超えていそうだ。

「アキさん!これはまずいですよ!」

ワプが怯えた声でいう。

その通りだ。やばい。

どうやらとんでもないやつに

遭遇してしまったようだ。

どうやってあんなのを

相手にすりゃあいいんだ。

「アキさん逃げますよ!!」

それがいい。いやそうするべきだろう。

これは逃げないと殺られるやつだ。

俺も逃げるとしよう。

………えっ

「どうしたんです?早く逃げないと!」

「なぁワプ…足が」

俺の足を無数の植物の蔦が捕らえていた。

いつの間に…ってか

逃げられないじゃん!?


計画してたストーリーをぶっ壊して

森龍を登場させてしまった…

さてこれからの物語ですが

展開がまだ自分にもわからなくなっちゃったよ

やべぇどうしよう(泣)

まぁこうなってしまったら

計画してたのより

面白くなるよう死ぬ気で

頑張りますがね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ