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異世界でこの知識をどういかすか  作者: 麗良佳 新
長すぎる平穏の日々までの道編
19/44

17 壁の死守1

「うぅ…死ぬかと思った…」

「この位から落ちて死ぬとか

何言ってるんですか?」

ワプがそんなことを言ってくる。

一度 この世界の平均的な身体能力を

知る必要がありそうだな…

俺がそんなことを思っていると

「援軍に駆けつけてくれたんですの?」

ふいに後から声をかけられた

お嬢様口調は音霊のやつそっくりだ

おそらくこの人がマイルか…

俺はマイルをマジマジと見る。

金髪で澄んだ青い目の…って耳がなかい

エルフか!? 美人だしそうだろう。

驚きはそれだけでない。

視点を顔から下げると

暑い鎧がみえる。さすが騎士だ

嫌でも…待て胸の部分ものすごく

盛り上がってね!?

え この人つまりデカっえ?

巨乳え?デカっ

「あの…援軍ですよね?」

「あっあぁはいそうですよ!」

やべぇ。思考が持ってかれてた。

「アキさん。こんな時に何考えてるんですか?」

ワプがため息混じりに言ってくる

まぁおっぱいのこととはいえないけど…

「援軍の方 今の状況の説明をしますわ。

見ての通り壁は相当崩れていますわ。

しかもタチの悪いことにモンスターが

壊したわけではありませんの。

まぁそうだったらすぐに直せるんですが

今回は壁そのものの老化による

ものなのですわ。なので壁を

ふさごうにも新しい壁の材料もないし

時間もかかりますの。

ということで今から少なくとも数日は

モンスターを追い払わないと行けませんの

ただ ずっと戦うのも大変なので

時間で分担していますの。知っての通り

ここは魔王の城から三番目に近いこともあって

武闘派の住民も多いので!

ということで貴方は出来れば夕方から

日が沈むまでよろしくお願いします。

時間まではキャンプをはっているので

そこで休むなり好きにしてくださいまし

くれぐれも怪我のないようにですわ。」

そう言って 今来たらしい援軍の人の元へ

マイルは去っていった。

てか武闘派の住人って…

そんなことはともかく俺は壁を見る。

崩れた所を見るに5センチほどの

あつさの鉄かなにかの金属板2枚の

間に土や石を敷き詰めてひとつの

壁としているらしい。

そして壁が茶色がかっていることから

サビてきていることがわかる。

おそらくサビて弱くなった

金属板が中の石や土を支えきれなくなり

崩れたらしい。

それにしても夕方まで暇か…

「なぁワプどうする?」

「そうですね……あっ

アキさん 今のうちにモンスターへの

攻撃手段考えといた方がいいのでは?」

「!? 確かにな

まともに剣とかおれふれないし

フルー使ってどうにかできねぇもんか…」

俺が考え出していると…

「ふぅーって兄ちゃんたちじゃないか!

ってことは国王様が言ってたことは

マジだったんすね…」

ソルドーだった。そういやテレポートは

言ったことがある所までしか

行けないんだったっけ

あと燃費悪いとか言ってたから

走ってきたのか?

いや はやくね?…すげぇな。

「だろ? やはりあの空を飛んでいたのは

こやつらだった!」

「…で 姉ちゃんたちも

援軍か?見かけによらず高レベルなんだなー」

ソルドーは感心した表情だ

なんかさっきまで宿で

話してたのが不思議に感じる。

「さて ソルドー モンスターを倒しに行こうか」

「最近 平和なまりしてたんでね

いい機会っすよ!!」

そういうと二人は

被害のあった壁の方へ行き

その直後 凄まじい爆音とかモンスターの

悲鳴とか聞こえた。…これって

俺らの出る幕ないんじゃないっすか?


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