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異世界でこの知識をどういかすか  作者: 麗良佳 新
長すぎる平穏の日々までの道編
18/44

16 空中直行

人間は誰しも一度は空が飛べたらと思う。

俺も昔はそんなことを思っていた。

そう昔はーー

「アキさんアキさん風が気持ちいいですぅ!」

「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「ちょっと騒がないでください

ほら下から人達の視点が…」

現在。俺は空を飛んでいる。

ただ綺麗な街の背景なんてものはない

いやみえない。だって、だって

「はやすぎるだろぉぉぉぉぉぉ」

「まるでピジョーのようにとべてますね!」

「いやピジョーってゆったり飛ぶだろ!?

どう考えても跳弾の気分だよぉぉぉ」

今更だがなんでこうなったのか


それは数分までに遡る。


ワプは俺にフルーを唱えてくれと

頼んだんだ。

それに俺は答えフルーを二人にかけた。

「かけたぞワプ!ジャンプでもしたら

もう天井に貼り付けるぞ!

!?おぉやべぇ蜘蛛になった気分だ!」

「ちょっと街の危機ですよ!?

全くもう!」

「えっ」

「はい?」

「なんで俺ワプの片腕に掴まれてんの?

俺 サーフボードみたいになってるんだけど…」

「そのなんとかボオドってのは

わかりませんがこおするためですよ!

トルネア!!」

その瞬間体の自由が聞かなくなった。

なんかこう風に持ってかれる感じ。

「えっちょっあれ家の窓じゃねぇぇぇぇぇぇ」

そう。さっきまでいた家の中の

2階の窓近くがどんどん離れていく。

それを見て今の自分の状況がわかった。

そして少しして今に至るのだが。

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「ちょっとアキさん騒ぎすぎですよ!?」

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁヴぇぇぇぁ!?」

「いや何 吐きそうになってんですか!?

わかりました!少しスピード下げますから。」

そうしてワプは俺を抱えていないほうの

さっきから突風みたいなのを出している

方な手に力を込め 風力を弱める。

「…あぁ死ぬかと思った。」

「全く。ちょっと壁につくのが遅くなるじゃないですかっ」

「俺に吐かれるよりマシだろ…

てかなんでこんなこと思いついたんだ?」

「ふふっアキさんが理科教えてくれた

エネルギーを使って空を飛ぶ乗り物を

思い出しまして!これなら早く移動

できますもんね!我ながらアッパレですね!」

なんがアッパレだ。おかげで吐きそうだ。

…いろいろ教えるときは考えてからにしよう

「それよりもうすぐつきますよ!

多分あの少し遠くに見えてる壁が…

え?壁が…壁がない?」

「え?何言ってんだ壁が消えるとか…え」

壁がない。とは少し違う。

ないようにみえてはいるがそんなはずはない

つまり そういうことだ。崩れている

範囲が広すぎるんだ。なんてこった。

壁が壊れたとか言われたから

ちょっとした補修で終わると思ったのだが

何百メートルにも及んで壁が崩れているなんて

てかモンスターがたかってないか?

一応 数十人ぐらいがむかいうってるみたいだ。

壁に近くなるにつれいろいろ分かってくる。

まだソルドーたちはついてないみたいだ。

「さてアキさん行きますよ!!」

「わかったフルー解除っ!

ってえ、ここから落ちたら…死ぬんじゃ…」

「これがっアキさんの言ってた

スカイダイビング!これはすごい!」

「やめろぉぉぉぉぉ」

街の危機に駆けつけた

異世界に召喚された主人公が

悲痛な叫びとともに登場するとは…

お久しぶりです!

時間ができましたのでかけました!

二日以内にあと1話ぐらいあげたいですねぇ

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