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花を吐く 台本  作者: A14
中編
9/11

リナリア2/2

矢田宅

01幸「はあ(溜息)・・・・」※同時

02孝宏「はあ(溜息)・・・・」※同時

03幸「なんだよ・・・」※同時

04孝宏「なんだよ・・・」※同時

沈黙


05幸「妹がさ・・・すげえ元気なくて」

06孝宏「小春ちゃんが?なんで」

07幸「32歳の男の人好きになって・・、その人奥さん亡くしてるらしいんだよな。」

08孝宏「え?それって・・・・、幸、小春ちゃんよく友達連れてくるって言ってたよな?なんて子だっけ?」

09幸「ヒカルちゃんだよ、平田ヒカルちゃん。なんで?」

10孝宏「・・そいつ俺のいる塾の生徒。小春ちゃんの話、職場仲間から聞いたぞ、大丈夫なのか?」

11幸「そうなのか、・・・いや、結構深刻でな・・。例の病気にもなってずっと花吐いてるし可哀想で・・・なんとかしてやりてえけど・・俺にはどうすることも・・それでお前に何か案を貰おうかと思ってきたんだよ」

12孝宏「お前それ、小春ちゃん一人にしていいのかよ。」

13幸「大丈夫、最近ヒカルちゃん以外にもう一人女の子の友達が増えてさ。その子たちが小春に付きっ切りで面倒見てくれてる」

14孝宏「そうか・・なら大丈夫か・・・」

15幸「お前は?」

16孝宏「ああ・・・・さっき言った職場仲間がな、大学生のアルバイトなんだが・・。そいつが17年ずっと好きだった女の子が先日亡くなったんだよ。それでそいつも完全に生気抜けてて危なっかしいんだよな・・。」

17幸「ああ・・それはきついな・・、そいつこそ大丈夫か?一人暮らし?家で吊ったりしてねえだろうな?」

18孝宏「塾には来てるけどな・・生徒に心配される有様だよ。一応たまにだけど俺の家に泊めたりもするし、話聞いてやったりはしてるけど・・・」

19幸「まあ放ってはおけねえよな・・・それは近日中にどうにかするとして、だ。ひろ、お前もなんかあるだろ」

20孝宏「・・・え?!は?何急に」

21幸「お前がそんなに驚くとは・・図星だな?高校の時からの付き合いなんだからわかるに決まってんだろ。お前もなんか悩んでる!言え!」

22孝宏「いや、急に訳の分からないことを言われたら混乱もするだろ。」

23幸「いや違う、絶対に悩みがある。いつも俺が話聞いてもらってんだ、今日は俺が聞く番だ!」

24孝宏「しつこいぞ幸、俺にはそんなもんねえって」

25幸「どっちがしつこいんだか・・・いい加減折れろよな。つか、お前からそういう話聞いたことねえよな。恋愛とか悩みとか・・・俺、そんなに頼りねえ?」

26孝宏「そんなことは・・」

27幸「好きなやつとかいねえの?」

28孝宏「いないな」

29幸「うそだろ」

30孝宏「うそじゃない」

31幸「じゃあさてはお前男が好きなんだなあ?!って冗談(笑う)・・・・・・・え」

32孝宏「そ、んなわけないだろ馬鹿か」

33幸「いや・・だから何年一緒だと・・・ひろ、お前その顔まじの・・・・」

34孝宏「見んな!違う!違うからもう気にすんな!」

35幸「お、俺・・・・今から変なこと言うけど・・・・」

36孝宏「はあ?!なにを・・!!!!」

37幸「お前・・・・俺のこと好きだったりする・・・?」

38孝宏「・・ぐ・・っうぷ・・・(花を吐く)・・・幸てめ・・・ふざけ・・・!」

39幸「ひろ・・・」

40孝宏「くそ・・・・!!う・・ぐ・・・(花を吐く)・・・っ違う・・・これは絶対に違う・・・!!!!・・・・・違ってくれ・・・」

41幸「お前・・・ずっと隠してたんだな・・・・・」

42孝宏「・・・・っ」(気持ち悪がられたと思う)

43幸「ずっと俺に嫌われないように・・・抑え込んできたんだろ・・・?苦しかったよな・・・誰にも言えねえで・・一人で抱え込んで・・・・」

44孝宏「・・・・・え?」

45幸「一緒に来い」

46孝宏「っちょ、幸!!」

幸が孝宏の腕を引いて家を出る


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