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花を吐く 台本  作者: A14
中編
6/11

ハナニラ2/2

コンビニあく

01忠晴「お、いたいた。こんばんわ小春ちゃん」

02小春「あ・・・・こんばんわ・・・」

03忠晴「・・・・・・」(なにかを察する感じ)


04忠晴「お願いします」

05小春「はい・・・え、これ・・コーヒーとオレンジジュースでいいんですか?」

06忠晴「いいよ、そっち小春ちゃんのだから」

07小春「ええっ?!そんな・・・いただけません・・!!」

08忠晴「もしかしてそういうの禁止されてる?店長さんに言われてるとか」

09小春「いえそんなことは・・」

10忠晴「なら貰って?オレンジ嫌いじゃない?」

11小春「・・・大好きです、ありがとうございます・・・」

12忠晴「そう、ならよかった。」

少し沈黙(二人で飲む)

13忠晴「・・・元気ない?」

14小春「え?・・そ、んなことないですよ?!元気です!」

15忠晴「嘘が下手だなあ(少し微笑む)。俺ね、職業柄生徒のちょっとした変化に敏感なんだよ」

16小春「生徒・・・?檀さん、先生なんですか?」

17忠晴「あ・・しまったな、隠しておこうと思ったんだけど。バイトしてるってことは北高きたこうじゃないよな?うちは禁止だから」

18小春「はい、南高みなみこうは申請したらバイトしてもいいんです。うちは兄と二人なので・・少しでも足を引っ張らないようにしなくちゃって」

19忠晴「うん、そうか。小春ちゃんは頑張り屋さんなんだな。偉いね」

20小春「・・・・・・っ。あの・・・檀さん!」

21忠晴「ん?」

22小春「檀さんは・・!!し、失礼ですがご結婚とかされてるんですか・・?!」

23忠晴「えーと・・・そうだなあ・・」(困ったように)

24小春「あ・・すみません!!忘れてください・・!急に私ってば・・・」

25忠晴「ああ、違うんだよ。なんて言おうかなって思って。・・・俺にはね、奥さんがいたんだよ」

26小春「いた・・・・?」

27忠晴「そう。27の時に病気でね。怒るとすげえ怖いんだけど飯は美味いんだ。・・・涙がでるくらいに」

28小春「檀さん・・泣いて・・・?」

29忠晴「え?あはは、大人は泣かないよ、大丈夫。ただあの味は忘れたくなくてね・・・とか言いながらコンビニ弁当食ってんだけどさ!」

30小春「・・・・う、ぐ・・!!(花を吐きそうになる)」

31忠晴「小春ちゃん?!?!どうした?!・・・袋・・!ごめんさっき貰ったこれしかないけど・・!小春ちゃんいいからここに出しなさい!」

32小春「ん・・!!うう!!」

口に手を抑えながら涙目で首を振る小春

33忠晴「我慢しないで出しちゃいなさい、楽になるから!小春ちゃん・・!」


大河宅

ドアあく

幸が急いで出てくる

34幸「小春・・!良かったお前遅くなるなら連絡・・・・小春?」

35小春「お兄ちゃん・・・・」(涙声で)

36幸「どうした・・?泣いてんのか?」

37小春「・・・吐いちゃった」

38幸「え?」

39小春「・・吐いちゃったよ・・・檀さんの前で・・・花・・・吐いちゃった・・・」

40幸「花って・・・・お前、あの病気に・・・?」

41小春「我慢したの・・・頑張って吐かないようにって・・!!だって絶対迷惑かけちゃうって分かってたから・・・なのに・・・!」


42小春「げほっ・・・うっ・・(花を吐く)・・」

43忠晴「これ・・・・花・・・?まさか小春ちゃん・・・・」

44小春「ごめ、んなさ・・・・・うぐっ」

45忠晴「いいから全部だして。俺がここにいるから。・・・・・これ、ハナニラだな。」

46小春「・・・・え・・?」

47忠晴「・・春の花だよ。可愛い花だよな」


48幸「ハナニラ・・・・」

49小春「知ってるよ・・ヒカルが教えてくれたんだ。花には意味があるんだって・・・。この花の意味は・・・」

50幸「・・・・・」

51小春「檀さん・・今でも奥さんのこと・・好きなんだろうな・・。私なんて・・入り込めないんだろうな・・・でも・・・でも好きなんだもん・・・うううう・・っ・・・好きなんだよおおどうしたらいいの・・!!ううっうええっ(花を吐く)・・もう・・・花なんて吐きたくない・・・っ!!!!」

52幸「小春・・・・・」






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