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おかんは虎視眈々。  作者: きよらんて
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『こんなん、ノリでええねん!』その②

歌が全てピット・ブル。

日曜の夕方はお値段お高めのジャンカラ。

二人で二時間やったら3200円。

二人で所持金のチェックをしてる姿は34才じゃねぇ~な……。(笑)


ジャンカラがハイッテル3階にエスカレーターで上る。

先頭はお腹さま、後ろは私。

コレがベストポジション!

大きく、薄いお腹さまのお尻をナデナデ。ナデナデ。ナデナデ。

勝手知ったる、お腹魔神のお尻である。


お店に入るなり、キレてるお客と遭遇。

大声でヒステリックに、何やら叫んでる金髪の青年。


ヒス金『お前らが見てないからやろうがぁ~~~~!』


落ち着けよ、ヒス金。

子供じゃないんだから。

それにアチキびっくりしたぞ。


店員は平謝りしてる最中に、警察官が3人ほど現れた。


ヒス金とポリスメンは連れだって、上の階に消えて行った。


何もなかったかのように店員さんは受付をする。

私はアプリをピッとして、お腹魔神もピッとして、料金表を見てびっくり!

あらやだ!2時パック1000円切ってるじゃないの!

今度は子供たちも連れてこよう。


部屋番号の札を片手にローソファーのお部屋にこんにちわ。

ローソファーって、足の組み方に悩むんだよな……。

曲げればいいの?伸ばせばいいの?体育座り?どれが正解?


おかん『エライ怒ってはったな。』

お腹魔神『靴がないって、泣いてたな。』


えっ、ヒス金、靴がなくて泣いて大騒ぎしたあげく、警察呼んだん?


おかん『泣いとったん?』

お腹魔神『泣いてないと思うけど。』


適当かぁ~~~~い!


ヒス金、靴がなくなってヒステリックに泣きながら店員に『お前が見てないからやろうが!(泣)』って、事になってますよ!


それはさておき、歌い始めは邦楽をお互い2・3曲を入れて、声を出やすく致します。


おかん➡AI story

お腹魔神➡BEGIN 海人の宝

おかん➡大黒摩季 あなただけ見つめてる

お腹魔神➡なんか


ここからが本番、適当英語が混じる洋楽を時間の限り歌いまくる我々。


P!nkそしてp!nkが入り乱れる私とピット・ブルやらアッシャーやらクリス・ブラウンやらが入り乱れるお腹魔神。


お腹魔神、何を血迷ったかジェシージェーを入れるしまつ。(笑)

いつの間にか、ラップは全てピット・ブル化している。


おかん『お腹魔神、ラップが全部ピット・ブルに聞こえるんですが 。』

お腹魔神『なんでやろう?』

おかん『リスペクトし過ぎでないかい?』


そのままシャキーラ、ジェニファー・ロペス、マルーン5、ブルーノ・マーズ等々。


おかん、気づいちゃったよ……。

この人、普通の洋楽もピット・ブルになってる。(笑)

陽気なハゲになってる。(笑)


おかん『歌がね、全部ピット・ブルなんですが、気付いてる?』

お腹魔神『勝手になるねん!(笑)』


ピット・ブル病が発動しておられる‼


そんな中、注文用のデンモクからピロピロ音が聞こえる。


おかん『最後にbang!bang!歌おうよ!』

お腹魔神『オレ、アリアナ・グランデ?ニッキー・ミナージュは? 』

おかん『私はジェシージェー、お腹魔神はアリアナ・グランデ、ニッキー・ミナージュは二人で。』


さぁ、発狂の始まりだ。


お互い、気が触れてる勢いである。


おかん『ジャンジャンバリバリジャンジャンバリバリジャンジャン バリバリ アッアー!』

お腹魔神『ちょっと待って!ニッキー・ミナージュ、ジャンジャン バリバリなん?』

おかん『ニッキーのラップなんか言えるか!こんなん、ノリでええ ねん!ぽく聞こえるやろ?』

お腹魔神『ジャンジャンバリバリジャンジャンバリバリジャンジャ ンバリバリ アッアー!』


ヤツは納得した。

ニッキー・ミナージュは『ジャンジャンバリバリジャンジャンバリバリジャンジャンバリバリ アッアー!』で決定した瞬間である。


大笑いして帰宅後、大急ぎでご飯の用意とお風呂の用意をしたのは言うまでもない。


ヒステリックに大声で泣き叫んでた、金髪の青年は無事靴を履いて帰れたか、まだ泣いてはいないから、一応心配している。

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