あの頃は………。
時の流れは残酷やわ( TДT)
我が家の唯一の女の子、ガチムチ。
14歳の中学3年生、極めて残念な思考と女らしくない体を持ち合わせた、非常に珍しい生物である。
同じ女子中学生が舗装された道を歩いているとするならば、ヤツは迷うことなく一級河川を奇声を発してスキップ、若しくは電線を海老ぞりになりながらチャリを漕ぐようなヤツだ。
見たことはないけど。
親である私が言うのもなんだが、変なヤツであること間違いない。
小さい頃からそうだったかと言うと、今ほど得たいの知れない存在ではなかった………………はずだ。
多少、変わってはいたけど今ほど痛々しくはなかったと記憶している。
年を追うごとに、びっくりする加速度で珍獣になっていっている。
幼稚園の頃は弟のキャタピラーと、冷蔵庫にあったミンチ肉で壁に塗り絵をして、怒られると『やっぱり?』と答えてみたり、
こっそりかじったグレープフルーツの皮が余りに苦すぎて、食器棚の裏にカビが生えるまで隠してみたり、
幼稚園で捕まえただんごムシが好きすぎて、ポケットに入れて連れて帰ってきたはいいが、帰宅する頃には存在を忘れて洗濯に出し、私を恐怖に陥れたりした程度である。
小学校に上がると授業が退屈過ぎて、筆箱の上に教科書を倒れないように立ててみたり、少しだけ腰を浮かせて空気椅子をしたり、それは素敵な笑顔で大きく手を振ってくれたりしました。参観の日に。
あるときは靴下を左右色違いで履き、
あるときは上靴を両方右で持っていったり、
日常的に歌って、踊っている子だったのは確かである。
しかし、しかしだ!!
ベビちゃんの頃はファンが出来るほど愛くるしく、天使のような女の子だったのは間違いない‼
友達はそんな娘に、えっさこらえっさこら貢ぎ物をしていたくらいである。
どこでヤツは奇声を発しながら川をスキップするようになったのだろう……。
見たことないけど。
私の天使ちゃんはいつからサーカス顔負けな海老ぞりチャリパフォーマーになったのだろう……。
見たことないけど。
そんなガチムチは今日も元気に妙な動きをしながら、下手くそなフォーミーのような奇声を発し、何か歌っている。
おかん『あの頃は可愛かったのになぁ~(しみじみ)』
ガチムチ『今も可愛いよ♪』
おかん『………残念や…………。非常に残念や。』
お腹魔神『残念やな………。あの頃は知らんけど………。』
おかん『あの頃のガチムチに会いたい………。(しみじみ)』
お腹魔神『オレも会いたい。』
ガチムチ『ムーリ!(笑)』
あぁ、なんだろう。無性にムカツクぞ?
とてもシバきたい。
シバきたいけど、こちらが痛いのでシバけない。
あちこち、尖ってるからね(´д`|||)




