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【詩集】射してくる夜明けの光

【詩】穏やかな暮れ色

作者: につき

穏やかにあたりを

照らす

黄昏のひかり。


ウンカが一匹、

フロントガラスを這う。


暮れ色は、

まだ鋭さを残す。


ぼんやりとした雲を

透かす

薄いオレンジいろ。


こちらを向き、

影になっている顔の

道路標識は、

なんだか変な

妖怪みたい。


わたしが

揺れているのではなく、

わかみどりの芽吹いた

木の枝の先が、

あるかなしかの風に

吹かれて、

揺れていた。


もっとも

たそかれらしいたそかれに、


とても白いよこがおの、

美しいひと

過ぎて行った。

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― 新着の感想 ―
[一言] ウンカってどんな虫だっけ、と思って調べたら、アブラムシのような虫の総称なのですね。葉っぱにびっしり付いている姿はちょっと怖いですが、一匹でフロントガラスを歩いているところを想像すると、なんだ…
[良い点] 春の黄昏時の独特な雰囲気が、よく表されていると感じました。 道路標識が、一本足の妖怪のように見える時が私にもありますo(^-^)o
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