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一人の少年はある場所にいた。


少年は何もない場所に浮かんでいた。


力が抜けた少年は呆然とその無限に広がる白い世界を眺める。


少年の前にまた、「母さん」と呼ばれる女性が現れた。


その女性は少年の方を悲しそうな目で見つめている。


そして答える。


『ワタシノ…ケイ…』






「…」


朝、圭は目をさました。


午前4時。


もう一度圭は寝ようとするが、寝ることができない。


今、リビングに行くのも面倒くさいと思ったので、圭は窓から空をみた。


寒いため、上に布団を掛けて見ていた。


空はまだ暗い。


半分の沈みかけている月が闇を照らしていた。


当分それを見た後、携帯をいじった。


その後、また空を見た。


今度は窓を開けた。

空気が冷たい。

圭の吐く息が白い。







圭は気付くと統一の家の前にいた。


冷夏「な、何よここ!?」


思わず冷夏はそう言った。


冷夏の言うとおり、部屋がすごく汚かった。


ゴミ袋は全く捨てずに、雑誌は所々に置いたままで、


まあ、しいて言うと。


冷夏「しかも、イカくさいし。本当に殺したいわアンタ」


冷夏がキレるくらい汚いのだ。









気付くと圭は裏山にいた。


信長「連れていく、それだけだ」


圭「くそっ!」


圭は信長に飛びかかろうとした。


もも「やめ…て…」


ももがそう言った時に圭の動きがとまった。


もも「まだ…圭じゃ…かなわない…」


圭「それでも、俺は…!」


圭はあきらめたくない。

目の前に大切な人がさらわれようとしている。

黙って見ていられる訳がない。


留主「信長様!ここは僕に」


圭の目の前に少年が出てきた。


信長「蒼…こい…」


信長は蒼に来るように促した。


それに蒼は


蒼「ああ…」


そう答えた。


圭「蒼!」


圭は蒼に向かって叫んだ。


蒼「私はもう後戻りできない…」


そう言って信長とその場を去った。



圭「…」


圭はただその場に立ち尽くしていた。


ももがいない。


その現実がずっと頭の中に刻まれ、何度もその気持ちが体中のエネルギーを吸い取るかのように圭は時が止まったかのようにただずっと立ち尽くしていた。


留主「軽く済みそうだな」


留主はそう言って、片手を圭の方に向け、何かブツブツ言い出した。


そうするとその手からは小さい太陽のような物質が現れた。


留主「ファイアーボール…」


留主はそう唱えるとその物質は瞬く間に圭の方に向かっていく


バァァァァアアアアアアアアン!!と激しい轟音がする。







朝、圭は目をさました。


午前4時。


もう一度圭は寝ようとするが、寝ることができない。


今、リビングに行くのも面倒くさいと思ったので、圭は窓から空をみた。


寒いため、上に布団を掛けて見ていた。


空はまだ暗い。


半分の沈みかけている月が闇を照らしていた。


当分それを見た後、携帯をいじった。


その後、また空を見た。


今度は窓を開けた。

空気が冷たい。

圭の吐く息が白い。









圭はこの無限の時の中で生きていた。


はかない時間が積み重なり、


気付くとまた朝に。


それの繰り返しだった。


圭はそれを全く自覚していなかった。


いつこの時間に閉じ込められたのか


何百回、いや、何千、何万の時間を過ごしてきたのか。


女性は圭の前に現れて言う。


『アナタ…イヤ、ケイ。アナタハガンバッテキマシタ…コンドハワタシガ…アナタヲ…』



―――――――――



―――――――



―――――



……




留主「ハハハ!!キエテナクナレェェエエエエエエ!!!!」


ズバババババ、と留主は続けて攻撃していた。


しかし、留主の攻撃は止まった。いや、打ち消されていた。


留主「ナニ…?」


留主が気付くと、目の前には圭がゆっくりと上空から着地した。


冷夏「け、圭…?」


圭「……」


そして、圭は留主に向けて片手を上げた。


そして、唱える。

何かを。


圭「パラレル…」


留主「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」


ガガガガガガガガガ、と激しい時空間の歪みが留主を飲み込んでいく。


気がつくと留主という人物はこの世から消え去っていた。


いつの間にか消えていた。


統一「圭…おまえは…」


倒れている統一が恐る恐る圭に声をかける。

恐い。

統一は圭という人物には前からを警戒していた。

だが、今回は違う。

警戒などしたくない。

恐い、それだけなのだ。

そのくらい統一から見た圭は得体の知れないものだった。


フラッ、と力尽きたのか圭はその場に倒れた。

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