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第11章 弟子vs孫

圭は師匠に滝へと連れてこられた。


圭「滝あったのかよ…」


圭は前日の出来事に後悔した。

あれだけ恐怖したあげくに、よく分からないキノコを食べた自分が馬鹿らしくなる。


秀康「まず、お主は邪念が多いのお」


滝の前の岩場に立つ秀康はそう言う。

滝といえば精神統一。


と圭はそう思っていた。


秀康「違う違う」


圭「心読むなよ」


秀康はそう言うと後ろへさがり一気に滝に向かって走る。


秀康「こうするんじゃァァァァアアア!!」


圭「アアアアアアアア!?!?」


圭はただただ愕然とする。


秀康は滝を垂直に登っていく。


秀康「おーい!はよこんかァァァ」


圭「できる訳ねえだろ!」


秀康「大丈夫じゃ!ピンチになった時は助けてやるぞい」


圭「ピンチになる前に川に流れて死ぬわっ!」


圭の言うとおり川の流れは異常に早い。


秀康「はよせんか!じゃないとお前の生活費をわしがいただくぞ!」


圭「結局金じゃねーか!」


そうは言ったもののやらなければ生活費が秀康のものになるのは尺だ。

圭は一度秀康を疑うような目で見たが信じることにする。


圭は渋々川に飛び込んだ。



圭「アアアアアアアア!」


結局圭は滝へと辿り着かず溺れる。


圭「た、助けて下さい!」


秀康「そんなの自分で泳げ」


圭「ば、バカ言え!助けるって言ったじゃねえか!」


秀康「絶対とは言っとらん」


この川は流れが早い。

圭の水泳スキルでは岸へは辿り着かない。


秀康「ドンマイ」


圭「…」


圭はもし死んだら真っ先に呪ってやろうかと思った矢先、


圭「ブクブク…ハッ!ハハッ!」


圭の笑いが止まらない。

止めようと思っていても止まらないのだ。


秀康「なんか楽しそうじゃのう」


圭「楽しくないわシジイ!早く助け…ろ…ハッハッハッハッ…ブクブク…」


秀康「わしは師匠じゃ!シジイではない」


圭「裏切りものぉ…ブクブク」


原因といえばキノコしかないだろう。

これ以外に当てはまる原因が見つからない。


圭は結局、秀康の助けは得られずに下流へと流されていった。



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