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第2章 犬って人間になるものなの?

圭「俺は今日は休みなんだ」


もも「うんうん!」


こくこく、とももは頷く。


圭「だから、とりあえず服を買いにいくぞ」


もも「誰の?」


ももは首をかしげる。


圭「おまえのだ。とりあえず女服を買わないとな」


もも「いいよ別に。これでもいいし」


そう言いながらももは着ている大きめの白いシャツの下を掴んでヒラヒラさせる。

何も自覚をしていないほど怖いものはないだろう。

白い肌が見え隠れする。


圭「よくねえ!」


圭は目を逸らしてももに怒鳴りつけた。

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