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ジオン「フフ…」


一方魔界ではジオンが圭に向かって妖笑した。


ジオン「魔界に引きずりこんでこの僕が死ぬとでも?ハハ、笑わせてくれる!」


圭「…」


ジオン「その門がある限り壊せば外に出られるんだよ?もしかしてこんな大きな門を壊せないとでも思った?」


圭「…」


ジオン「甘いよ。そんなのすぐにぶっ壊して出てやるよ!その前に君を壊そうか」


そう言ってジオンは圭に向かってナイフを突きつけた。


その瞬間、ジオンは動揺した。


ポタッ!


ポタッ!


血の滴る音。


ナイフは圭の胸を貫いていた。


ジオン「何でよけない?」


圭「…」


ジオン「何で何も言わない!?」


ジオンは気味が悪かった。

まるで人形にしゃべりかけてるようだった。


圭は何もじゃべらない。


ジオン「くそ、死にやがれ!」


ジオンは思い切りナイフを圭の首に振り切った。


ブシュウウウウ、と圭の首はあっという間に吹っ飛んだ。


取り残された胴体の切り口からは噴水のように血が噴き出している。


ジオン「な、なんなんだよ!お前!!」


ジオンは動揺を隠せなかった。


しかし、そんなものはすぐに消えた。


目の前にあるものをみたとたん。


ジオン「そうか…ハハ!!こいつ何も言えずに死にやがった!笑いもんだなァ!!!」


ジオンは勝った気になった。


だが、軽率だった。


圭「オマエハココデ…」


ジオン「!?」


圭の頭は話しはじめた。


圭「オマエハココデシヌ」


ジオン「な!あ、頭が!!」


ジオンは思わず後ずさりした。


圭「ココデシヌ」


ジオン「う、う、うるせェ!」


グシャ!


ビチャ!


グシュ!


ジオンは何度も話す頭をナイフで刺した。


そしていつの間にか、頭は肉片に変わっていた。


ジオン「き、気味が悪い。は、早く出よう」


ジオンが門に向かおうとすると…


グチャ!!


ビチャ!!


後ろから歩く音が聞こえた。


後ろを振り向く。


ジオン「一体何なんだよ…!お前…」


圭の胴体がジオンの方へ歩いてくる。


ジオンが止まると、その胴体も止まった。


すると、


バァァァァァアアアアン!とその胴体がジオンの前で爆発した。


ジオンの顔中に血や肉片がついた。


ジオン「ウッ!?」


思わずジオンはその場に戻した。


ジオン「ば、ばけものっ!!」


圭「オマエハシヲエラビスギタ」


ジオンの周りに声が聞こえてくる。


ジオン「な、何言ってるのか分かんねぇよ!」


圭「オマエハヒトノクビヲキリ、アシヲキリ、コナゴナニシタ」


ジオン「だ、だから何だよ!僕は闇の継承者だよ!そんなの当たり前だ!」


圭「オマエハアマリニモヒトノシノセンタクヲシスギタ」


ジオン「どこにいるんだ!か、隠れてないで出てこい!ばけもの!!」


圭「オマエガオマエジシンデ、オマエノシノセンタクヲオマエニアタエヨウ」


リメイン・アルド・エキスポーニャ……


周りから声が聞こえる。


ジオン「な、何をする気だ!」


アリ・マセ・ハマクヌニール………


ジオンは門に向かった。


ジオン「こんなのすぐに壊してやる!」


ジオンは魔術を詠唱し巨大な魔術弾を撃った。


ジオン「!?」


しかし、


ジオン「本田圭の体…!」


ジオンが門を壊そうとしたが、気づけば圭の体を粉々にしていた。


ジオンは門を見つけては打つ。


しかし、気づけば圭の体が粉々になっていた。


ジオンはまた吐き気がした。


ハウニユルーキ・ハナマタ…………


ずっと詠唱らしき言葉が聞こえる。


しかし、それは突然止まる。


声は言った。


圭「オマエニシノセンタクヲアタエヨウ。ヤミノナカニウモレルガイイ」


ジオン「な、なんなンダヨ…」



セキヘイハチヂン!!!!

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