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もも「私は…」
ロイド「?」
もも「私は圭に迷惑ばかりかけてしまっていた。それでも圭は私を助けてくれた。私は圭にまだ何もしてあげてないのに…」
ももがそう言うとロイドは黙り込んだ。
しかし、その後ロイドは笑顔でこういった。
ロイド「あなたと過ごした時間は圭さんにとってもももさんにとっても無駄ではありません。あなたを助けたのも圭さんにとって、ももさんがかけがえのない大切な人だったからだと思いますよ」
それを聞いたとたんももの頬に涙がつたった。
そして、ロイドに問いかけた。
もも「圭、帰ってくるよね?」
そしてこう答えた。
ロイド「はい。きっと…」