表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
107/113

最終章 終わりと始まり

圭はずっと門を見ていた。


ももはそれを見逃さなかった。


ももは圭の服の袖をつかんだ。


圭「…」


しかし、圭はももの袖を掴んでいる手を握って、ゆっくりと放そうとした。


もも「行かないで!!」


ももはそう言ってまた圭の袖をつかんだ。


圭「ダいじょウぶダ…。ちゃんトかえッてクルから…」


もも「行かないでよ!ここにいてよ!!もう大事な人がいなくなるのは嫌だよ…」


そう言ってももは泣き出した。


圭「スグかえっテクル…」


圭はまたその手を放そうとする…


もも「やだ!やだ!いなくなるなんて!!ねえ、家に帰ろ?」


圭「…」


もも「ねえ、けっ…!?」


ももから言葉が途切れる。


圭は袖を掴んでいるももの腕を引っ張って唇に唇を重ねていた。


長いキスだった。


いや、長く感じただけなのかもしれない。


ももは涙が頬を伝うのを止めることができなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ