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統一「…」
統一は一人部屋の中にいた。
テレビを付ける。
お笑い番組をやっていた。
新人のお笑い芸人なのか一度も見たことのない新顔だった。
テレビからは笑い声が響き渡っていた。
しかし、統一にとっては笑えなかった。
テレビを付けたものの、見ていなかった。
いや、正しく言うと、テレビは見ていたのだが、考え事をしていて、内容が頭に入らなかった。
今度はそこら中にある漫画を読もうとする。
しかし、一冊も読み切らずに放り投げた。
自分がいま、何がしたいのか、そして、何を望んでいるのかは分かっていた。
しかし、その勇気がなかった。
魔術師と協力することで自分の両親を裏切ってしまう。
魔術師を潰すという一つの目的がなくなるかもしれない。
そう思うと足を玄関に踏み入れることができなかった。
統一「俺はどうしたらええんや…。教えてくれ…」




