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次の日

 次の日、学校が休みになった。

 そしてその次の日である今日、全校集会が朝一番に行われている。

 まぁ、僕はサボっているわけだが。

 僕は、屋上への扉の前にいた。警察とかいるかなと思っていた僕は、誰もいない、人の気配もしない校舎に拍子抜けしつつも、『鍵』を取り出した(ちなみにBからもらったものもポケットに入っている)。『鍵』はいつも通りに回り、扉も普通に開いた。階段を上り、もう一つの扉の前に立つ。躊躇いもなく扉を開いた。

 そこはいつもの屋上だった。

 ドラマみたいにAがいた場所にテープで人型が描かれてもなければ、血の跡すらない。


「まぁ、どうでもいいか」


 僕の世界の一部は健在だ。


 僕は一昨日に腰かけた場所まで歩き、同じように腰かけて、一昨日の本の続きを開いた。

 そしてふと考える。彼はあの後どうしたのだろうか? 少しだけ考えて、


「まぁ、どうでもいいか」


 今回の結末。『鍵』が二つに増えた。



 僕の世界は今日も平和だ。


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