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僕は今、現在進行形で謳歌しているこの生活をとてもとても気に入っている。
例えば昨日という一日を参考にしてみると、朝八時に起床。
すでに仕事に出かけた母親が作ってくれた朝食を胃に収めながら、朝八時のニュース番組のキャスターが伝えるトップニュースだけを見る。
その後、まぁその他もろもろの朝の準備を整え、三十分ごろに家を微妙に錆びついてきた自転車に跨って出発、九時から授業開始の通っている学校に八時五五分前後に滑り込み、そして授業を受ける。
授業を休みをはさみながら繰り返していると放課後になって、行きと同じく自転車に跨り走りだす。 普段なら真っ直ぐ帰路に就くところだけど、昨日は少し遠回りをして古本屋によってみて、小説コーナーで気になった文庫本を二冊購入し、今度こそ帰路に就く。
その後はさっさと宿題を終わらせて、夕食と風呂を済ませ、余った時間で購入した本の一冊を読み切り、そして一二時ごろに眠る。
この僕の『日常』の大体はこんな感じであり、それは僕が過ごす『僕の世界』の平和の象徴でもある。
そして、それは今日も同じ。だけど、今日は最後の授業が先生の都合で自習になった。だから今日は時たま行う『日常の一部』を始めようと思う。