TRIANGLE
レビュー執筆日:2023/8/24
●方向性が見え辛く、「ベタなJ-POPバンド」に留まっている印象が。
【収録曲】
1.No. 1
2.しわくちゃな雲を抱いて
3.スパゲッティ
4.万々歳
5.マチネソワレ
6.Brand new day
7.Replay
8.五明後日
9.ブラックコーヒー
10.FLY
11.沈丁花
12.真っ白
DISH//に関しては、その出自から「アイドルグループ」のようなイメージがあったのですが、今作の収録曲で言えば、サビで分かりやすくユニゾンを行ったり曲そのものよりもダンスをメインにしているような、いかにも「アイドル」的な曲は皆無ですし、大半はメンバー自身が作詞・作曲していることもあって、こうやって聞いてみると、意外と「バンド」らしいことに気付かされます。
ただ、出来としては「可もなく不可もなく」といった感じで、「ベタなJ-POPバンド」に留まっている印象が否定できません。『スパゲッティ』ではブラックミュージックの要素を取り入れていたり、『Replay』『五明後日』はストリングスを取り入れたバラードになっていたり、『FLY』ではラップを聴かせたり……と、色々とバリエーションを広げようとしているのは分かるのですが、前述の「ベタさ」を吹き飛ばすほどポップに突き抜けているわけでもなく、バンドとしての方向性が見え辛いところがありました。
あいみょんが提供した『猫』がヒットを記録したり、フロントマン・北村匠海が俳優として活躍していたりと、様々なきっかけで注目を浴びている彼らですが、「やはり、アイドル的な人気が大きいのかな」と感じずにいられないアルバムでした。
評価:★★★




