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プロローグ
初めての小説です。
拙い箇所も多々あるとは思いますが、どうぞご指摘ください。
私の実体験を基にしたお話です。
フィクション、ノンフィクション半々くらいで書いていこうと思っています。
【プロローグ】
ほんとは忘れたことなんて、一度だってなかった
気がつけばいつだって
私はあなたの面影を追い掛けて、追い求めて
振り向かない背中に、バカみたいに縋りついてた
手に入らないもの程、欲しくて、とても欲しくてたまらなかったんだ
想いは膨らんで、膨らんで
だけど簡単には割れてくれない
泡みたいに、消えちゃえばいいのに
あなたへの心も、あなたとの思い出も
苦しいくらい想って涙も枯れた
それでも綺麗な満月の夜はあなたとの幸せな記憶を想うよ
枯れたはずの涙はあなたに届くこともなく
夜の闇に落ちては消える
あなたを想って月を眺めるくらいは、許してくれる?
堕ちていたかった、この恋に
絡み付いて離れない蔦を私はわざと、払わない
………堕ちていたかったから、この恋に