第21話 もう一人の女神との出会い ~アテナイアと新たな協力~
王宮の玉座室に、突然黄金色の光が満ちた。
空間が優しく揺らぎ、光の中から一人の女性が現れる。
金髪のウェーブが優雅に流れ、白銀のドレスを纏った美しい女神――アテナイア。
クレセアの永遠のライバルであり、戦と知恵を司る女神だった。
アテナイアは玉座に座る虫郎を見据え、静かに口を開く。
「クレセアの仲間となった男……貴様の噂は天界にも届いている。この世界の平和を願うなら、私の力も貸してやろう」
虫郎は目を輝かせて立ち上がる。
「マジか! もう一人の女神まで来てくれたのか! ありがとう、アテナイア! 一緒に魔王を倒して、みんなが笑顔で暮らせる世界を作ろうぜ!」
アテナイアは少し驚いた表情を見せ、穏やかに微笑む。
「……その志、立派だ。魔王の脅威は、天界にも及んでいる。ならば、共に戦う価値はあるだろう」
クレセアが喜びに満ちた声で言う。
「アテナイア姉様……! お越しくださって、本当に嬉しいですわ。これで、天界の力も加わって、もっと強くなれます!」
プリメシラが優しく微笑む。
「アテナイア様……ありがとうございます。わたくしも、聖女として、皆さんを全力で支えますわ」
ガイアは聖剣を握りしめ、力強く頷く。
「女神二人の力……これで魔王軍相手でも、負けねえぜ!」
グレイは静かに微笑む。
「わたくしも……天界の知識で、お役に立てるよう頑張ります」
シルヴィアが優しく言う。
「女神の叡智は、森の民にとっても大きな希望ですわ。これで、みんなの絆がまた深まります」
リュミエルは尻尾を軽く振りながら、笑う。
「強き女神が増えて、嬉しいです。竜族も、全力で協力します!」
ロリシアは闇の霧を優しく纏いながら、頷く。
「闇の力も……天界の光と共に使います」
レオノーラは大剣を握り、胸を張る。
「女神の加護があれば、この剣もさらに冴えます。王国と仲間を守るため……全力で戦います」
アテナイアはみんなの言葉に目を細め、静かに言う。
「ありがとう。これからは、天界の力と共に……この世界の平和のために力を尽くしましょう」
虫郎はみんなと握手を交わし、大きく笑う。
「最高のチームだ! これで女神が二人、仲間がどんどん増えてるぜ。次は魔王軍の本拠地を目指そう! みんなで協力すれば、絶対に勝てる!」
玉座室の光が優しく揺れ、まるで祝福するように一行を包み込んだ。
新しい女神の仲間を迎え、虫郎たちの旅はさらに大きく広がっていく。
虫郎は心の中で思う。
(仲間がどんどん増えてる……。この絆があれば、どんな敵も怖くないぜ! みんなで、最高の平和な世界を作ろう!)
王宮の夜は、静かに、そして希望に満ちて、更けていく――。
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