第14話 竜の山の誓い ~竜姫リュミエルと固い絆~
竜の山の洞窟は、静かな威厳に満ちていた。
宝物の山が月光に照らされ、金貨や宝石がキラキラと輝いている。
その中央に座る竜姫リュミエルは、赤みがかった金髪と金色の鱗をまとった姿で、穏やかに一行を見据えていた。
虫郎は胸を張って、改めて言葉を紡ぐ。
「リュミエル、俺たちは魔王を倒して、みんなが安心して暮らせる世界を作りたいんだ。
竜族の力があったら、きっと大きな助けになる。一緒に戦ってくれないか?」
リュミエルは少しの間、黄金色の瞳を細めて考え込む。
やがて、ゆっくりと立ち上がり、優しく微笑んだ。
「……その志、立派だ。魔王軍の脅威は、私たち竜族も無視できない。ならば、共に戦う価値はあるだろう」
虫郎は目を輝かせて拳を握る。
「よっしゃ! ありがとう、リュミエル!これで仲間がまた増えたぜ。みんなで力を合わせて、絶対に勝とう!」
プリメシラが優しく微笑む。
「リュミエル様……本当にありがとうございます。わたくしも、聖女として、竜族の皆さんをお守りしますわ」
クレセアが穏やかに頷く。
「竜の力は、この世界でも最強クラスですわ。これからも、みんなで協力して、平和な未来を目指しましょう」
ガイアは聖剣を握りしめ、力強く言う。
「竜姫の力を得た今、俺の剣もさらに冴えるぜ。どんな敵が来ても、みんなで守り抜く!」
グレイは静かに微笑みながら、皆を見回す。
「わたくしも……魔族の知識で、竜族の皆さんのお役に立てるよう頑張ります」
シルヴィアが優しく付け加える。
「森の民も、竜の力を尊敬しています。これで、森と山の絆も強くなりますわね」
リュミエルはみんなの言葉に目を細め、静かに頷く。
「ありがとう。これからは、竜族と共に……この世界の平和のために力を尽くしましょう」
虫郎はみんなと握手を交わし、大きく笑う。
「最高のチームだ! 次は魔王軍の本拠地を目指そうぜ。仲間が増えて、ますます強くなった俺たちなら、絶対に勝てる!」
洞窟の奥から吹く風が優しく、まるで祝福するように一行を包み込んだ。
宝物の光がみんなを照らし、新しい仲間と共に、虫郎たちの旅はさらに大きく広がっていく。
虫郎は心の中で思う。
(仲間がどんどん増えてる……。この絆があれば、どんな敵も怖くないぜ! みんなで、最高の平和な世界を作ろう!)
月光が洞窟を優しく照らし、竜の山に静かな希望が満ちていく――。
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