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ふざけるな!!
「うたのってなんかずーっと変に歌ってるよね?笑」
「それな?何の意味があるん?」
意味なんて、要るだろうか好きなことをするのに。
そう思ったら気付けば言葉が出ていた。
「ふざけるな!!うたのさんをばかにするな!!」
変だ、と言ってた人たちはとてもびっくりしていた。
それでも、あの人を馬鹿にしてほしくない。
「えー、やば笑」
そう言われて冷静になってきた。
これじゃあ怒りをぶつけただけだ。
どうしよう。
「おとちゃんは優しいね」
うたのちゃんが来た。
「あ、うたのじゃん笑。なんか、絡まれてんすけど笑」
「ごめんねー、あたし歌うの好きでさー!なんか、変なやつだけど成績だけは落ちないんだこれが」
うたのちゃんに悪口を言ったこの人たちは、下から数えた方が早い順位にいる。
「は?うざ笑。」
「あんま、喋んない方が…」
「は?」
「国語の成績よくないんでしょ?」
「だって、さっきからうざとか笑しか使わないじゃん。語彙力?ボキャブラリー?足りてる?」
「もーいい、いこ。うっざ」
そう言って去っていった。
「ありがとうおとちゃん」
「ちょー嬉しい私のために怒ってくれて」
「たいしたことじゃないよ…」
やった、褒められた!!
この時はまさかあんな事が起きるなんて知らなかった…。




