イチヤノモノガタリ
暗く、細い道を進む。
あかりもなければ、感覚もない。
冷たいよう、刺すような。
気づかないうちに、かすり傷、切り傷ができていく。
それでも何かに、押されるかのように歩き続ける。
膝を折ることも許されない。
ふと、体が軽くなる。
いつから、下を向いていたのだろう。
いつから、目を閉じていたのだろう。
顔を上げれば、光溢れる道が目の前に。
振り返れば、いろんな人の笑顔が。
どんなに傷ついても、進み続けた結果が進んできた道に残っている。
みんなに推されるようにして進む。
僅かばかり、溢れた涙を振り切って前へ。
後ろにいる人たちに、送る言葉は…。
「 」
あなたが紡いできたお話にはどんな人が出てきましたか。
どんな、言葉を送りたいですか?
今からでも、思うがままに紡いだ言葉を伝えてみましょう。
また前へ進み、物語を紡いでいくために。