222.その頃、応援団は・・・(222話記念?)
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第三章 世界樹の国と元勇者(アマレパークス編)
主人公が世界樹の国で様々な出来事に遭遇するお話です。
仲間として戦闘狂の聖女に続いてエルフの元勇者が加わります。
週3回(月・水・金)の投稿となります。
よろしくお願いします。
第三章 世界樹の国と元勇者(222)
【格闘大会編】
222.その頃、応援団は・・・(222話記念?)
【従魔たち】
タコさん : やり切ったの。
もう足が上がらないの。
ディーくん : タコさん、頑張ったね〜。
でも1人でポンポン8個はやりすぎかな〜。
空中でクルクル回るのは綺麗だったけど〜。
ラクちゃん : 6個が限界であった。
鎌ではポンポンを持てぬゆえ。
ディーくん : ラクちゃん、鎌で体を支えてたからね〜。
逆立ちで応援するのって斬新かもね〜。
コンちゃん : リョウテ(蔓)、リョウアシ(根)。
ポンポン4コ。
ディーくん : コンちゃん、両手両足伸びるからね〜。
高い所で目立ってたよ〜。
ハニちゃん : 私も頑張りました。
『仲間呼び』使っちゃいましたけど。
ディーくん : ハニちゃん、ちょっと仲間呼び過ぎかな〜。
周りの観客の人たち、引いてたし〜。
ポンポン持っての編隊飛行は見応えあったけど
ね〜。
スラちゃん : リン(私も)! リン(応援した)!
ディーくん : 確かにね〜。
スラちゃん、ずっとぼくの頭の上にいたよね〜。
下に居たら見えないし、しょうがないけどね〜。
ウサくん : もぐもぐ。
ディーくん : ウサくん、食べっぱなしだね〜。
あれ?
ポンポンも食べちゃったの〜?
えっ?
魔力が込もってて美味しい?
ああそうか〜。
ラクちゃんの『魔力糸』だからね〜。
ウサくん、明日はちゃんと応援しようね〜。
タコさん : みんな〜、明日も気合い入れるの。
これから帰って作戦会議なの。
応援サボったリベルくんは、お仕置きなの。
ディーくん : そうだね〜。
元勇者の章なのに出番少ないね〜
あっ、アマレパークス編なのに・・・
(ここはコロンバール・・・)
【ウィンギルドのメンバーたち】
ジャコモ : フォッフォッフォッ、良きものが見れましたのう。
明日はさらに楽しみじゃ。
アリーチェ : ウィンくん、本当に強いのね。
何をしてるのか、よく分からなかったけど。
マッテオ : 冒険者ギルドのギルド長は、確かS級冒険者。
それに勝っちまうとは・・・・・
あの畑で叫んでた子がなぁ。
ジャコモ : マッテオ殿、
畑で叫んでおったとはどういうことかのう。
その情報は初耳じゃが。
アリーチェ : うちの葡萄畑で叫んでたみたいですよ。
大好きだーって、何度も。
マッテオ : そんなに葡萄畑が好きなのかと思っとったが、
今考えれば、他に理由があるんじゃないかと。
ジャコモ : フォッフォッフォッ、それは面白いのう。
調べてみる価値はありますのう。
アリーチェ : そう言えばグラナータさんもネロさんも、
ウィンギルドのメンバーですよね。
どうして格闘大会に出場したのかしら。
2人ともウィンくんと戦うことになっちゃったし。
ジャコモ : アリーチェ殿、
武を尊ぶ者とはそういうものじゃよ。
ウィン殿を見てると血がたぎるんじゃ。
かく言うわしも、
商いで勝負してみたいもんじゃ。
マッテオ : ジャコモ殿、
ウィンくんには商才もあるってことですか?
ジャコモ : 素材は申し分ないのう。
経験はちと足りぬが。
育てるのではなく勝負してみたいと思うのは、
わしもまだまだ枯れとらんということじゃな。
マッテオ : ジャコモ殿、
彼はいったい何者なんでしょう?
アリーチェ : あなた、そんなことはどうでもいいじゃない。
ウィンくんはウィンくんよ。
ジャコモ : これはこれはアリーチェ殿、
さすがに肝が据わっとりますのう。
でもそれが正解じゃ。
ウィン殿との出会いは天の配剤。
我々はただ楽しめば良いのじゃ。
分かることはいずれ分かるじゃろうし、
分からぬことは分からぬままでよい。
アリーチェ : ところでジャコモさん、
フェイスさんはどうされたんでしょう。
ここのギルド長を諌めた後、姿を見てませんけど。
ジャコモ : 彼女には彼女の考えがあるんじゃろうて。
諜報に生きる者とはいえ、
裏の道を歩く者に武は不可欠。
今日のところは己を抑えておるんじゃろう。
アリーチェ : 明日は応援に来られるんでしょうか?
ジャコモ : さてのう。
姿は現すとは思いますがのう。
マッテオ : とにかくウィンくんもルル様も勝ち残ったし、
明日も仕事は休んで応援に来るとしよう。
アリーチェ : もちろんよ。
でも、ウィンくんとルルちゃんが戦うのは、
正直見たくないわね。
どっちが勝っても喜べないじゃない。
ジャコモ : フォッフォッフォッ。
マッテオ殿、アリーチェ殿、
勝った者も負けた者も
ともに讃えればよいと愚考致しますがのう。
【おまけ:聖女ファンたち】
カタラット戦開始前
聖女ファンA : ぶちのめせ〜!
聖女ファンB : ぶっとばせ〜!
聖女ファンC : やっちまえ〜!
カタラット戦序盤
聖女ファンA : 逃げ回ってんじゃねぇ!
聖女ファンB : ちゃんと戦え!
聖女ファンC(格闘士) : ・・・あいつの動き、凄すぎる・・・
カタラット戦中盤
聖女ファンA : カタラット、もっと本気出せよ!
聖女ファンB(魔法戦士) : ・・・あの魔法は、いったい・・・
聖女ファンC(格闘士) : (黙って試合をみている)
カタラット戦終盤
聖女ファンA(冒険者) : ・・・あいつ、うちに欲しい・・・
聖女ファンB(魔法戦士) : (黙って試合を見ている)
聖女ファンC(格闘士) : (黙って試合を見ている)
カタラット戦決着
聖女ファンA(冒険者) : ウォー(仲間になってくれー)
聖女ファンB(魔法戦士) : ウォー(師匠になってくれー)
せ女ファンC(格闘士) : ウォー(二度と格闘場に来るなー)
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