表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

100/333

100.世界の裏側と従魔たちの会話(100話記念 間話)

見つけて頂いてありがとうございます。


第二章 葡萄の国と聖女


主人公が戦闘狂の聖女と知り合い、葡萄のコロンバールで様々な出来事に遭遇するお話です。


週3回(月・水・金)の投稿となります。

よろしくお願いします。


第二章 葡萄の国と聖女(100)

【コロンバール編・港町ポルト】



100.世界の裏側と従魔たちの会話(100話記念 間話)



〜(世界の裏側)〜


キリ○  : リリ○○、てめえ失言が多すぎんだよ!

       もうちょっと考えてからしゃべれ。

       それにリーダーに甘すぎだろ。


リリ○○ : 失言は謝るわ。

       でもリーダーに甘くなるのは・・・

       仕方ないでしょ。(ポッ=赤面)


キリ○ : てめえ、ほんと、うぜえ。

       でもルールは、ちゃんと守れよな。

       リーダーが自分で思い出すまでは、

       余計なこと言うんじゃねえぞ。


リリ○○ : 分かってるわよ。

       この時代では、楽しんで欲しいからね。


キリ○ : そうだな。

       前みたいに戦いに明け暮れるのはもう十分だ。


リリ○○ : それにしてもリーダー、

       島を作る前のことはまったく覚えてないみたいね。


キリ○ : 当たり前だ。

       それを想定した魔法だったじゃねぇか。


リリ○○ : 私たちのこともまったく分からないなんて、

       ちょっと寂しい。(ションボリ)


キリ○ : ほんとにうぜえから、

       その余計な括弧付きの表現やめろ。

       リーダーも嫌がってるだろうが。

       あと、あのキモいクエストもやり過ぎだろ。


リリ○○ : これくらいいいじゃない。

       寂しさ、紛らしてるんだから。

       ちょっとくらい楽しみがないと、

       やってられないでしょ。


キリ○ : リーダーのおかげで、

       こうして意識だけでも残れたんだ。

       寂しいとか、贅沢言うんじゃねえ。

       とにかくてめえの当番は、

       コロンバールだけだからな。

       他でしゃしゃり出てくんじゃねぇぞ。


リリ○○ : それねぇ。

       そこ、ルール変更しない?

       全部私で良くない?

       私がリーダーの一番のお気に入りなんだから。


キリ○ :  バカじゃねぇの。

       誰がリーダーのお気に入りだって。

       リーダーは基本、身内には平等だろうが。

       嫌いな奴は完全にシャットアウトだけどな。


リリ○○ : でもねぇ、私の次、むさ○よ。

       あの武骨者にこんな面倒くさい役、できると思う?

       絶対私が続けた方がいいと思うのよね。


むさ○ : りり○○殿、拙者には無理と申されるか?


リリ○○ : わっ! むさ○、どこから出てきたの?


むさ○ : どこも何も、最初からここにいるでござる。

       我々にはここ以外居場所は無いでござるよ。


リリ○○ : そうだったわ。

       みんな繋がってるのよね。

       ほんと面倒ね。

       内緒話もできやしない。

       他の二人はどうしたの?


キリ○ : まだ出番じゃねえから意識閉じてんだろ。

       そのうち出てくんだろ。


むさ○ : りり○○殿、

       其方のたすきは拙者がしっかり引き継ぐでござる。

       安心して成仏なされよ。


リリ○○ : ちょっとおっさん、

       縁起でもないこと言わないでくれる。

       そうじゃなくても私たちの今の状態って、

       安定してるとは言い難いんだから。


むさ○ : 心配無用でござるよ。

       そのうち何とかなるでござる。

       拙者は、りーだーを信じているでござる。


リリ○○ : おっさんは、能天気でいいわね。

       少しは考えたり悩んだりしなさいよ。

 

むさ○ : 心の有り様は変幻自在でござるよ。

       困難に立ち向かう強い意志もござれば、

       あるがままを受け入れる柔らかい心も大事。


リリ○○ : はいはい。

       じゃあ、出番を譲ってっていう私の提案も、

       その柔らかい心で受け入れてくれないかしら。


むさ○ : 答えは、『否』でござる。

       譲れるものと譲れないものがあるでござる。


キリ○ : リリ○○、しつこいぞ。

       とにかく自分の管轄だけちゃんとやれよな。

       大事なのは、

       クエスト・メイカーとしての役割だからな。


リリ○○ : はいはい、分かりました。

       リーダー、ずっとコロンバールに居ればいいのに。

      

      


   *   *   *   *   *   *



       

〜(従魔たちの会話)〜



タコさん  : 小屋の中、快適になったの。

        ラクちゃんのおかげなの。


ラクちゃん : 大したことではない。

        裁縫は得意ゆえ。


ハニちゃん : ありがたいですよね。

        座布団にクッション、毛布にカーテン、

        テーブルクロスまで。


コンちゃん : アルジ、ヨロコブ。


ウサくん  : もぐもぐ。(薬草を食べている。)


ディーくん : そうだよね〜。

        目指せ、快適な住まいだよね〜。

        ところでみんな〜

        素材集めは順調かな〜?

        そのうちいっぱい必要になるよ〜。


コンちゃん : ムシ、50コエタ。


スラちゃん : リン(鉱石)、リン(15種類)。


タコさん  : 魚貝はまだ少ないの。

        早くポルトの海に行きたいの。

        島の海だと限界があるの。


ハニちゃん : 果実類はまだまだです。

        種はクエストでたくさん手に入りましたので、

        早めに『栽培地』を作って頂きたいのですが。


ラクちゃん : 糸は量はあるが質が足りぬ。

        探索を続けねば。


ウサくん  : もぐもぐ。(まだ薬草を食べている。)


ディーくん : まあ、あわてなくていいよ〜。

        あるじものんびりだしね〜。

        でも倉庫は拡張してもらわないとね〜。

        僕の木材、幅取ってるし〜。


ハニちゃん : ところでみなさんの進化の状況は、

        どうなってるんでしょうか?


ディーくん : 進化ね〜。

        まだもう少しかかるかな〜。

        タコさんとウサくんが早そうだね〜。

        あるじのご飯たくさん食べてるからね〜。


タコさん  : おにぎり美味しいの。

        みんなもっと食べるべきなの。

        お願いすればいつでももらえるの。


ウサくん  : もぐもぐ。(まだ薬草を食べている。)


コンちゃん : アルジ、サケ、ツクル?


スラちゃん : リン(石)、リン(食べないと)。


ラクちゃん : おにぎりを食すべきか、

        薬草を食すべきか。

        石は無理ゆえ。


ディーくん : まあ、進化は成り行きでいいよ〜。

        アリーチェさんの料理も捨て難いしね〜。

        街の美味しいものも食べたいし〜。


タコさん  : あ、大変なこと思い出したの。

        一番おにぎり食べてるの、ジュエルなの。

        ジュエルが進化しちゃうかもなの。


ディーくん : コーラル・ジュエルはね〜、

        あるじのご飯では進化しないと思うよ〜。

        もっと明るく光るようになるなら〜

        進化してもらってもいいけどね〜。


ジュエルたち: ・・・・・・(水槽で光っている。)


ウサくん  : もぐもぐ。(最後まで薬草を食べている。)


ディーくん : やっぱり進化一番乗りはウサくんかな〜。

        


読んで頂いてありがとうございます。

徐々に読んで頂ける方が増え、励みになります。


誤字・脱字のご指摘、ありがとうございます。

ご感想を頂いた皆様、感謝いたします。

ブックマーク・評価を頂いた皆様、とても励みになります。

ありがとうございます。


次回投稿は3月3日(金)です。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ