表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

学級裁判開演します

 あー、これは積んでますわ。

 だって美少女の裸体をガン見している訳でして、言い訳も弁解もしてないので不法侵入で変質者扱い確定ですね。


「っ………!!」


 ほら、彼女も俺を見るなり顔を赤く染め今にも叫ぶ一歩手前ですよ。

 とりあえずここは穏便に済ませた方がいいかな。


「あ、えーと、落ち着いて聞いて欲しんだ。俺はふし…」

「き…」

「き?」

「きゃああああぁぁぁぁ!!!」


 あーあ、叫ばれちゃった。

 穏便に済ませるの失敗しましたよ。

 そうなるとどうなるかって?


「リアスどうしたの!!」

「大丈夫、リアス!」


 正解は、叫びを聞いた他の方々が突入してくるわけですよ。

 でもって、女性の裸体が周囲に集まってきて一斉に取り押さえる訳ですよ。


「風の精霊よ、我が声の願いを聞き願いに応じよ!エアー・プレス!」

「水の精霊よ、我が声の願いを聞き願いに応じよ!ウォーター・チェイン!」


 そう、見えない空気の圧力と目の前の温泉が鎖みたいになってこの俺を束縛して取り押さえ……る?

 え?

 なに?

 訳分からないんですが。

 この圧迫感何?

 てか、水が鎖みたいになるってどう言う原理?

 何が起きているか誰か説明プリーズ!


「どうしたのですか!」


 そこにメガネをかけたいかにも教師ですって感じの女性が登場。


「女性の入浴所に男子生徒が侵入したので取り押さえた所です。」


 俺によく分からない事をしている美少女集団の内の一人が冷静に説明をする。


「そうですか、ではそのまま学級裁判にでも執行出来ますがどう致しますか?」


 あのー、質問です。

 学級裁判ってなんですか?

 論破すればいいのですか?

 違いますか、そうですか。

 って、ボケてないでなんだその不穏な単語は!

 え、俺処されるの?

 訳分からない状態で空中からスカイダイブして、着地地点が女性のお風呂場だっただけで?

 理不尽じゃね?


 そんな事を考えている内に両手は後ろでがっちり縛られそのまま引きずられるような格好で裁判所みたいな所に放り込まれた。

 投げられた際に思いっきり頭を打って悶えたが誰一人心配してくれる人はいない。


「それでは、学級裁判を開始します。判決、死刑。」


 あれー?

 判決下すの早くなーい?

 先ずは俺の話を聞いて欲しいんですけどー。


「異議は?」

「異議なし、死刑で良いわよこんな大罪人は。」


 おう、辛辣。

 じゃなくて。


「待ってくれ!俺は無実だ!」

「黙りなさい。貴方に発言権が有ると思いで?」

「いや、有るでしょ。本当に無実なんだって!いきなり空に放り出され遥か上空からスカイダイビングをして落下地点が浴場だったんだって!」

「デタラメですね。話になりません。」

「なんでだよ!」

「まず、その話が本当だったとしてどうやって空中に移動したのですか?」

「それは俺が知りたいぐらいだ!」

「ほら説明出来ない。良いですか、嘘をつくならまともな嘘をつきなさい。」

「うそも何も本当の事だ!」

「はぁ。どうせ風属性の魔法で空へ舞い上がりそのまま浴場目掛け落下、天窓に接触直前にエアーを使いクッション代わりにしガラスを割って侵入した感じでしょう。」


 呆れた様な感じで裁判官風の生徒がため息混じりに言い放つ。

 って、今なんて言った?

 魔法?

 なにそれ、どこのファンタジー設定ですか?

 科学が進歩して居る場所からいきなりのファンタジーはちぃっとキツいっす。

 いや、マジで。


「そもそも、貴方はどうやってあの多重属性結界を施してある天窓を破ったのですか?」

「どうもこうも知らねー事を教えろって言われても説明出来ねーよ。」

「どの属性で、どうやってやったのですか?……いや、それをエアーで飛んでる時点で風属性ですね。先生、彼の属性値の測定をお願いします。」


 なんだよ属性値って。

 知らねー単語がまた出てきたよ。


「分かりました。そこの貴方、こちらへ。変な行動や指示を拒否する行動を見せたら痛い目見てもらいますよ。」


 有無を言わさない気迫で教師だろう存在に言われては従うしかない。

 大人しく言われた通り教師の前にやってきた。


「精霊神よ、彼の者の信仰属性を我に教えたまえ。」


 また何やら呪文だろうか、何か呟いたと思ったら頭が熱くなるのを感じ咄嗟に離れようとした。

 が、どうやら一瞬で終わるものだったらしく教師が持っていたボードが淡い青色に輝いたと思ったら直ぐに消えた。


「先生どうですか?」


 裁判官の少女が教師に問う。

 暫く難しい顔をしていた教師が諦めたかの様にため息を吐き呟く。


「彼の属性は無。つまり、どの属性の精霊とも契約していないし、そもそも魔法、魔術が使える様な人ではないです。」


 その呟きが意味する事を理解した周囲の美少女達は驚きと驚愕でざわめいたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ