ロートル作家は頑固な父親VS子供たちの構図を考える
最近ちょっと眩暈がひどくなってきました。
もしかすると暫く更新を休むかもしれません。
そうなったら申し訳ありませんが、しばしお待ちください。
ロートル作家は頑固な父親VS子供たちの構図を考える
そしてお母様はそのまま神様のところに行ってしまったわ…。
マーガレットは顔を少し伏せて、うつむいている。
それを見て、松は慰めるように頭を二度三度優しく撫でる。
「悪いなぁ。そうだったか……ある程度想像はしていたのだけど、申し訳ない、
辛いことを思い出させでしまったかな?」
「ううん、大丈夫よ、お母様とは、あの日、別に酷い別れ方をしたとも思ってないし」
「マーガレット……。そうかうちの父さんと二人は……」
落ち込む二人、そしてもっと面倒な感じなのが、あの二人。
彼らの父親だ。ヨシノさんが亡くなって暫くしてから、ハナとウエキの町は、
より、競い合うようになっていっているという。
「やっぱだよな……。二人の親父たちそのままにはしておけないわな……。
まぁ、ある意味、今回の元凶みたいなもんだしな。しかしなぁ…どうしたものだかな」
俺は腕組をして、少し渋い顔になって考える。
元々は二人は少なくとも戦友や、ライバルだったわけだろ…。
互いの考え方行動は、基本的には正反対だ。いっそ……。
少し時間が経ってから、俺のは結論を出す。
「どうだろうな、松、マーガレット。二人でその頑固頭の親父たちに、
一泡吹かせてやらないか?」
「「え? (どうやって?)」」
「そりゃ簡単な話しじゃないか、ヨシノさんの秘策でさ」
俺は指を立てて悪そうな顔をして言った。
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その後俺たちは、準備をすることにする。
風船花と管木の棒、あとは風船花の亜種から取れる、光る染料(水溶性)。
これらを用意した後、さぁどうやって父親を引きずり出せばいいのか。
という点で悩んでいる。
結果的には正攻法ということで、二人は堂々と、父親へ宣戦布告をすることにした。
いつもご覧になって頂き、誠にありがとうございます。
『ロートル作家とおとぎの異世界』84話です。
今回は少々短くなってしまいました。
次回はちょっと長めに書ければなぁと思っています。
ではまた次回で。
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